1-4-(4) 総合的自転車対策の推進
- 公開日:
- 更新日:
現状と課題
- 自転車は、環境にやさしく身近な交通手段として多くの人に利用されている一方で、駅周辺等における放置自転車は歩行や緊急活動の障害となっており、また、街の景観への悪影響が問題となっています。
- 自転車の放置状況は、地理的条件や駅によって異なることから、地域の特性に応じた施策展開や市民・事業者との連携による取組など、地域と協働した対策が必要となっています。
- 駐輪場の新設・増設を推進するとともに、商業施設等への駐輪場の設置促進や、既存の駐輪場を利用しやすくするなど、自転車の利用環境整備を推進することも重要となっています。
施策課題
現状と課題を踏まえ、以下の施策課題に取り組みます。
(1)自転車等の放置防止対策の推進
- 放置自転車対策を地域の課題として捉え、地域と協働で対策を推進するなど、駅の特性や地域性を反映しながら、工夫を凝らし、戦略的に推進していきます。
- 今後の駅周辺の自転車利用動向を考慮して、駐輪場の整備を推進するとともに、鉄道事業者等による整備や再開発などの機会をとらえた整備を促進し、駐輪場の収容台数の増大を図ります。
- 駅周辺の地域の駐輪場整備にあわせて、自転車等放置禁止区域の拡大を進めます。今後3年間では、八丁畷駅周辺、向河原駅周辺、生田駅周辺区域について自転車等放置禁止区域の指定を行います。
- モデル的な取組として市内2~3駅の駅前を放置自転車対策強化区域に指定し、駐輪場への誘導や地域との協働による啓発活動等とあわせて、放置自転車の撤去を重点的に行うことにより放置自転車の一掃をめざすなど、対策の効果が実感できる取組を進めます。
- 引取のない自転車が増大していることなどにより、撤去した自転車を保管する施設の収容能力が不足していることから、保管方法等の見直しを行うとともに、保管場所の整備を進め、撤去活動を強化します。
具体的な事業と事業目標
(2)自転車等の利用環境整備の推進
- 自転車利用者の視点で自転車の利用しやすい環境整備を行うとともに、新たな手法により駐輪場の利便性を高める取組を進めます。
- 駅から遠いなどの理由から利用率の低い駐輪場については、料金体系や利用方法などの見直しを行うとともに、駐輪場設備の改善などを行い駐輪場の利用率の向上を図ります。
- 駅前だけでなく商業施設等周辺においても放置自転車が問題になっていることから、大量の駐輪需要を生じさせる一定規模以上の施設を新築・増築する際に、事業者に駐輪施設の附置を義務付ける条例を施行し、駐輪場の確保を図ります。
- 既存商業施設等に対しても駐輪対策の啓発を行うとともに、駅周辺に誘導員等を配置し、駐輪場への案内や誘導などを進めます。
- 駐輪場利用者の視点から使いやすい・わかりやすい駐輪場をめざした案内板の設置などの情報提供を行うとともに、あわせて自転車を利用する際のモラル・マナー向上に向けた取組を進めます。
具体的な事業と事業目標
お問い合わせ先
川崎市総務企画局都市政策部企画調整課
住所: 〒210-8577 川崎市川崎区宮本町1番地
電話: 044-200-2067
ファクス: 044-200-0401
メールアドレス: 17kityo@city.kawasaki.jp
コンテンツ番号33810