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サンキューコールかわさき

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1-5-(2) 良好な下水道環境の形成

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現状と課題

  • 下水道人口普及率は、2007年度末には99.7%になる見込みであり、ほとんどの市民が下水道を利用できる環境が整ってきました。一方、1931年に着手した下水道事業は既に70年を経過していることから、下水管及び処理場・ポンプ場施設の老朽化が進んでいます。また、企業債の償還などにより厳しい状況にある下水道事業経営の健全化が求められています。
  • 標準耐用年数50年を超える下水管は急増しており、特に古い下水管が多い川崎区内の道路陥没件数は増加傾向にあります。1955年度以降の年間の下水管整備延長は約20kmを上回っており、2005年度以降は特に再整備が必要な下水管が増えていきます。
  • 下水道の機能を健全な状態で確保するためには、効果的な維持管理、再整備や再構築を総合的に進める必要があります。
  • また、下水道の整備に伴い市内河川などの水環境の改善は進んできましたが、東京湾においては、依然として環境基準の達成率は横ばいであり、赤潮の発生など水質改善がみられない状況にあります。そのような中、改正下水道法施行令が2004年4月に施行され、合流式下水道の改善対策の推進や高度処理の導入等、下水道施設の技術上の基準が新たに定められました。これにより、合流式下水道の機能改善等が義務付けられ、放流水質の向上に向けた緊急かつ確実な対策が求められています。
年度別下水管整備延長と老朽管累積延長

施策課題

現状と課題を踏まえ、以下の施策課題に取り組みます。

(1)下水道施設の整備と適切な維持管理

  • 下水道のある衛生的で快適な生活環境を安定的に利用できるよう、下水道施設の効率的な維持管理と計画的な更新を進めます。
  • 施設の維持管理を行う際には、計画的な点検調査や維持管理データを活用した補修・修繕による予防的な維持管理を実施し、施設の延命化を図ります。
  • 下水道施設の再構築・更新事業については、実行計画を作成して効果的かつ効率的な取組を進めるとともに、既存施設の予防的な維持管理による延命化対策をあわせて行うことにより、事業費の平準化を図ります。
  • 水処理センター及びポンプ場については、設備の自動化及び民間委託化を視野に入れた更新計画を策定し、計画的な整備を進めます。

具体的な事業と事業目標

具体的な事業と事業目標 表

(2)公共用水域の水質改善(再掲)

  • 閉鎖性水域である東京湾では、依然として富栄養化による赤潮や青潮の発生がみられることから、その原因となる窒素・りんを除去できる下水高度処理施設の段階的な整備を推進し、多摩川や鶴見川などの水辺再生及び東京湾の環境基準の達成をめざします。
  • 早くから下水道を整備した地域では、雨水と汚水を1つの管で排除する合流式下水道を採用していることから、雨天時に汚水の一部が未処理のまま放流されるなど、環境衛生・水質保全上の問題があります。これを改善するため、合流式下水道緊急改善計画を策定し、ごみや汚濁物などを海や河川に流さないよう吐き口へのスクリーン設置やポンプ場沈砂池のドライ化を推進するとともに、汚濁濃度の高い降り始めの雨水を貯めるための雨水貯留管の整備を推進します。

具体的な事業と事業目標

(3)下水道事業の効率的な運営

  • 下水道事業経営の健全化を図るとともに、利用者負担を極力軽減していくために、費用対効果を考えながら課題となっている事業への重点化、組織の簡素合理化、適正な職員配置、業務の民間委託化等を推進し、経費の抑制を図ります。
  • 入江崎総合スラッジセンターの維持管理業務の段階的な委託化を進め、2007年度末までには管理部門を除き民間委託化を図ります。また、水処理センター及びポンプ場については、設備の自動化及び民間委託化を視野に入れた更新計画を策定し、計画的な整備を行うとともに、維持管理体制の見直しを進めます。
  • 入江崎余熱利用プールは、2005年4月から指定管理者制度を導入し、市民サービスの向上と業務運営の効率化を図ります。

具体的な事業と事業目標

具体的な事業と事業目標 表

お問い合わせ先

川崎市総務企画局都市政策部企画調整課

住所: 〒210-8577 川崎市川崎区宮本町1番地

電話: 044-200-2550

ファクス: 044-200-0401

メールアドレス: 17kityo@city.kawasaki.jp

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