2 平成29年度予算の編成
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2 平成29年度予算の編成
平成29年度予算といたしまして、まず、市税収入につきましては、納税者数や課税所得の増などにより個人市民税が増加するとともに、家屋の新増築等により固定資産税が増加するなど、前年度と比べて57億円、1.9%増加し、当初予算としては4年連続で過去最大となっております。
一方、平成29年4月に予定されていた消費税率の引上げ延期による影響のほか、歳出面においては、県費負担教職員の市費移管による人件費の増加などのため、本市の財政は、厳しい状況が続くものと見込んでおります。
このような財政状況におきましても、市民の安全・安心な暮らしを支え、誰もが幸せを感じられるまちの実現に向け、手を緩めることなく取り組むことが重要であると考えております。
こうした考え方のもと、平成29年度予算におきましては、保育受入枠の拡大、保育士確保対策等の待機児童対策の継続的な推進、通院に係る小児医療費助成制度の小学校6年生までの拡大、中学校完全給食の全校実施、地域包括ケアシステムの構築、かわさきパラムーブメントの推進など「安心のふるさとづくり」や、ライフイノベーション、グリーンイノベーション等の国際化に対応したイノベーションの推進、臨海部における国際戦略拠点の形成と交流・連携促進機能の整備、中小企業の支援、商業の振興など「力強い産業都市づくり」、地震や風水害等の自然災害に対して的確に備えるための防災機能の充実など「『成長』と『成熟』を支える基盤づくり」を着実に推進するため、必要な予算を配分したところでございます。
平成29年度の一般会計の予算規模は、県費負担教職員の市費移管や、スポーツ・文化総合センターの取得などにより、前年度に比べ698億円、10.9%(このうち、県費負担教職員移管分は560億円、8.8%相当)の増加となっております。
一般会計 7,087億円余(対前年度比10.9%増)
(県費負担教職員移管分 560億円余 8.8%増相当)
特別会計(13会計) 5,053億円余(対前年度比 3.3%減)
企業会計( 5会計) 2,303億円余(対前年度比 1.8%増)
合計 1兆4,444億円余(対前年度比 4.1%増)
平成29年度予算は、「成長と成熟の調和による持続可能な最幸のまち かわさき」の実現に向け、「かわさき10年戦略」を効果的に発現させるための予算になったものと考えております。
今後も、「必要な施策・事業の着実な推進」と「持続可能な行財政基盤の構築」の両立に向け、中長期的な視点に立った行財政運営にしっかりと取り組んでまいります。
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