花粉の採取について
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人工受粉を行うために、事前に花粉の準備が必要になります。
その年に使うもののほか、来年使うために貯蔵する場合もありますので、たくさんの花粉を集める必要があります。
まず、必要となる品種の花を集めます。
「長十郎」や「二十世紀」の花がよく使われます。
集めた花を葯採取機にかけ、花弁と雄しべを分離します。
葯採取機の上部から花を入れます。
(下部から分離された花が出てきます)。
花弁などが取り除かれました。
分離した花をふるいにかけ、雄しべだけを分け取ります。
葯精選機で、雄しべから葯(花粉の入っている袋)だけを分離します。
葯精選機の姿です。上部の投入口に雄しべを入れます。斜めになっている‘さらし部’が動き、重量のある葯が白いトレーの方に集められます。(残りの花糸は、はねあげられオレンジ色の箕の方に分けられます。)
‘さらし部’が動いている様子です。花糸が跳ねているのがわかります。
集められた葯です。
集められた葯は開葯器に入れて加温し、葯を開かせます。
品種や採取状態にもよりますが、一般に25℃で約7~8時間加温します。(まだ赤いことがわかります。)
花粉が黄色くなれば使用できます。このあと、使用するまでは冷蔵貯蔵しておきます。
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