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事業者の自主的取組によるVOC対策について

  • 公開日:
  • 更新日:

 事業者の自主的取組によるVOC排出抑制対策について事例を交えて御紹介します。 

 また、ページの一番下にVOC対策に役立つホームページの一覧をお示ししています。

VOC排出抑制対策の開始 ~自主的取組に重点を~

 大気汚染防止法の改正により、平成18年4月からVOC排出抑制対策が開始されました。このVOC排出抑制対策は「法による規制」と「全ての事業者による自主的取組」を組み合わせ、効果的な削減を行っていくこと(ベストミックス)としましたが、法規制対象施設は既に対策済みの施設も相当数あると考えられているため、「自主的取組」の推進によるVOC排出抑制がより重要となっています。

 VOCを削減することは大気環境の改善だけではなく、作業環境の改善や悪臭苦情の防止にも繋がり、対策を行う事業者にも大きなメリットがあります。

 

VOC排出抑制に係る自主的取組の進め方と対策例

STEP 1:まずは現状を把握する

  • 自社で購入・取り扱っている製品にどのくらいVOCが含まれているかを調べ、使用量などからどのくらい大気中に排出しているかを把握する。
     →VOCが含まれているかどうか分からない場合は購入先にお問い合わせください。
  • 排出量の多い製品(施設)や削減対策が容易な製品(施設)を把握し、費用対効果の大きな対策を検討する。

STEP 2:作業工程や設備管理を工夫する

現状で取り扱っている製品はそのままで、VOC排出量を少なくするよう作業工程や設備管理を改善する。

~対策例~

  • 【事業所全般】局所排気装置の吸引速度を定期的に点検し、過剰吸引を防止する。
  • 【塗装】高塗着型のものや被塗物の大きさに適したスプレーガンを使用し、塗料の無駄を省く。
  • 【印刷】インキパンや洗浄槽などの開口面積を小さくし、VOCの揮発を防ぐ。

VOC含有製品の保管・貯蔵による漏出を改善する。

~対策例~

  • 【事業所全般】塗料、溶剤などの入った容器は、必要な時以外は蓋を閉め、直射日光を避けて保管する。

STEP 3:低VOC製品への代替や除去設備の設置を行う

  • 現在取り扱っている塗料、インキ、接着剤、洗浄剤などをVOCを含まない製品やVOC含有率の低い製品に切り替える
  • 排気口に処理装置を設置し、VOCを回収・処理することにより大気中への排出を防ぐ。

 

川崎市VOCアドバイザー派遣制度を利用しましょう

無料で専門のアドバイザーを事業所へ派遣します

川崎市では事業者のVOC削減対策の取り組みを支援することを目的として、無料で専門アドバイザーを派遣する制度を設けています。

詳しくはこちらをご覧ください。

注)助言した内容を強制させるものではありません。VOC対策について興味のある事業者はお気軽にお問い合わせください。

 

経済産業省VOC自主的取組に参加しませんか

出典:経済産業省「VOC自主的取組に参加しませんか!」(令和2年12月)

VOCを取り扱う事業者であればどなたでも参加できます。

 自主的取組の成果は業界団体ごとに取りまとめ経済産業省に報告されます。

 業界団体に加入していない事業者は(一社)産業環境管理協会のVOC自主的取組支援ボードという仕組みにより自主的取組に参加できます。計画作成や排出量推計の際には、無料で支援ボード事務局からの助言や情報提供を受けることができます。

VOC削減に関する資料・情報等

お問い合わせ先

川崎市環境局環境対策部環境保全課

住所: 〒210-8577 川崎市川崎区宮本町1番地

電話: 044-200-2516

ファクス: 044-200-3921

メールアドレス: 30hozen@city.kawasaki.jp

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