市内で確認された希少生物

　私たち人間は、他のたくさんの生き物と関わりあいながら生きています。生き物はどれを取っても、自分一人、ただ一種だけで生きていくことはできません。

　川崎市には多様な生き物が生息していますが、絶滅の危機に瀕している生き物も少なくありません。身近に存在する希少生物を守っていくためには、一人一人が自然を大切にする意識を持ち、できることから行動することが重要です。

　本市では、専門業者による生き物調査により、2,600種を超える生き物が確認されています。ここでは、川崎市内で確認された生き物のうち、環境省のレッドリストに絶滅危惧種または準絶滅危惧種として指定されている生き物を紹介します。

• 絶滅危惧1類(CR+EN)：絶滅の危機に瀕している種
• 絶滅危惧1A類(CR)：ごく近い将来における野生での絶滅の危険性が極めて高いもの
• 絶滅危惧1B類(EN)：IA類ほどではないが、近い将来における野生での絶滅の危険性が高いもの
• 絶滅危惧2類(VU)：絶滅の危険が増大している種
• 準絶滅危惧(NT)：現時点での絶滅危険度は小さいが、生息条件の変化によっては「絶滅危惧」に移行する可能性のある種

※印の種は、市内では栽培品または植栽から逸出したものである可能性があります。

　本表では、平成25年度から令和5年度までに行った専門業者による生き物調査（魚類は平成29年度から令和5年度）により確認された生き物のうち、環境省のレッドリストに指定されているもの（カテゴリー「DD(情報不足)」を除く）を掲載しています。