若年性認知症とは
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認知症は高齢者だけではありません
認知症は、一般的には高齢者に多い病気ですが、65歳未満で発症した場合、「若年性認知症」とされます。
若年性認知症の場合、多くの人が現役で仕事や家事をしているので、ご本人だけでなく、ご家族のへの影響も大きく、病気のために仕事に支障が出て、継時的な困難な状況になったり、家事が疎かになり、家庭環境が崩れてしまうこともあります。
しかし、このような状況であっても、それが認知症とは結びつかないことがあります。疲れや更年期障害、あるいはうつ状態など、他の病気と思い込み医療機関を受診をすることが多く、誤った診断のまま時間が過ぎ、認知症の症状が目立つようになりようやく診断された例も少なくありません。
また、子供への親の病気が与える心理的影響は大きく、教育、就職、結婚など人生設計が変わることになりかねません。
さらに、ご本人や配偶者の親の介護が重なることもあり、介護の負担が大きくなります。
「若年性認知症かも」と思ったら、専門の機関に早めに相談しましょう。
高齢者の認知症との違い
若年性認知症の対応について最も重要なのは高齢者の認知症の違いを知ることです。
○ 発症年齢が若い(平均51歳くらい)
○ 女性より男性の方が少し多い
○ 年齢的に認知症だとは思わないため受診が遅れる
○ 働き盛りの年代であり、休職や退職により経済的に困窮する可能性がある
○ 介護者が配偶者に集中しがちである
○ 高齢の親が介護者になる事もある
○ 複数ケア(若年性認知症の人とその親、子どもなど)が必要になる
○ 夫婦間の問題、子どもの養育など、家庭内での課題が大きい
【参考出展】「若年性認知症ハンドブック」(認知症介護研究・研修大府センター発行)
認知症の治療は長く続くうえに、日常生活での困りごとが起こってくる場合もあります。身近なかかりつけの医療機関があれば、安心できます。確定診断や症状の変化などで専門医を受診する場合も紹介状を書いてもらうとスムーズです。
若年性認知症のことをもっと知りたい
全国若年性認知症支援センターのホームページでは、動画での説明や周りの方が本人が変化に気づく5つのポイントなどが掲載されています。
若年性認知症支援コーディネーター
若年性認知症支援コーディネーターはご本人やご家族等からのご相談の受付、支援に携わるネットワークの調整などを行っています。
若年性認知症サポートデスク (委託先:NPO法人マイWay)
受付: 月曜日~金曜日 午前9時~午後4時 (祝日・年末年始を除く)
電話: 044-400-7060(直通)
住所: 川崎市高津区下作延6-4-3エムズヒル3階
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