臨港防火協会

　臨港防火協会は、日本経済の黎明期に川崎市南部の臨海地区工場地帯に位置する臨港消防署の消防協力団体として、「火災予防と市民の防火思想の高揚を図り、災害のない明るい街を作ること」を目的として、昭和35年4月1日に設立されました。
　署管内の町内会・事業所及び個人で協会設立の趣旨に賛同する者により令和6年4月現在179会員で組織され、今日に至っております。
　平成15年5月16日には、事業展開がより機能かつ効率的に運営されるために、役員の創意工夫により会則の大幅な見直しが断行され、組織体制は町内会及び事業所による6支部と特別支部制が敷かれました。
　設立以来、会員皆様の互助精神という良き伝統を引継ぎ、会員をはじめ地域住民の皆様との互助により火災予防思想・大規模地震対策としての基本理念となります”家庭・事業所から火災を起こさない”そして”自分たちの町は自分たちで守る”の普及啓発活動を、区民の立場として行うとともに他の消防協力団体と肩を組み、地域における防火安全体制を整えることにより、災害に強く、区民が安心して暮らせる安全な都市づくりの一翼を担うために、さらなる充実した事業展開を行います。
　主要な事業としては、町内会及び小学校での『納涼消防のつどい』防火知識の習得と会員相互の親睦を図るための『視察研修』・『川崎大師子どもフェスタ』・『JFEふれあいまつり』・『川崎みなと祭り』等各種地域イベントへの協力、会員及び町内会員を対象に『普通救命講習会』の開催など多岐にわたります。また、地区出初式では火災予防活動で功労を挙げた会員を表彰し激励しております。
　今後も『災害のない明るい街づくり』のためにも臨港防火協会の輪を広げるつもりです。