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まちの未来を語る座談会を開催しました

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井戸端カイギ3.0の様子

街のこれからを見据えて

2021年3月29日、武蔵新城のコワーキングスペース「新城WORK」にて、中原区を中心にさまざまな分野の第一線で活躍されている方々による意見交換会を行いました。

題して、「井戸端カイギ3.0」

AIや新型コロナウイルス感染症など、 激動する社会環境の中、これらの地域に求められているものはなにか、どのような地域であれば「ずっと暮らし続けたい」と思えるかなどについて、新しいコラボレーションの可能性を探るとともに中原区役所がヒントを得る目的で開催され、さまざまなテーマについて意見交換が行われました。

参加者

石井 秀和氏(セシーズ・イシイ)

岡本 克彦氏(NEC・こすぎの大学)

関戸 雄一郎氏(武蔵小杉東急スクエア)

土倉 康平氏(中原おうちごはん・(株)SALT)

橋口 亜希子氏(発達障害を手がかりとしたユニバーサルデザインコンサルタント)

福田 紀彦(川崎市)

井戸端カイギ3.0の様子

グラフィックレコーディングも行われました。(クリックで拡大)

トークテーマ

トークテーマ
  •  2020年の最大の「気づき」は?
  • 「地域」の意識って変わった?
  • 今後5年で「○○」が起きる。さて何が起きる?
  • 「こんな自治体って最幸!」どんな自治体?
  • あなたが今、企んでいることは?
  • My Question(テーマを各自で設定)
井戸端カイギ3.0の様子

テーマはサイコロで指名された参加者が選択しました

トークは白熱

井戸端カイギ3.0の様子

テーマ「今後5年で○○が起きる。さて何が起きる?」

 ワーカーの視点として、「在宅勤務が当たり前になり、多くの人が自分の暮らしを大切にするようになった。仕事が中心だった過去から、自分が中心になってどうすれば幸せになれるかとうことを考えていくことがスタンダードになると思う。」という意識変容の広がりに関する意見が出ました。
 地域や街という視点では、「人口は減り、社会インフラに多くのコストがかかり、持続可能ではない中で、選ばれる街と選ばれない街ができてしまうのではないかと思っている。選ばれるために何をするかを意識している。」という意見や、「地域の時代が来ると思う。この1年間は行動範囲が変わったわけではないのに地域のことを考えるようになった。これは劇的な変化だと思うし、コミュニティが主導になっていく流れは止まらないと思う。」という意見がありました。関連してコミュニティや人同士の繋がり方の変化では、「オンラインでつながり、オフライン(対面)はより特別な体験になっていくと思う。」という意見や、「SDGSの普及により企業が社会課題を解決すると言われるが、企業だけでは機動力に限界があると感じた。柔軟性もあり、すぐに集まれるコミュニティが社会課題解決の重要なキーパーソンになると思う。企業もコミュニティも今まで以上に意義がでてくると思う。」といったコミュニティの生まれ方や重要性が変化する可能性があるという意見もありました。

 

井戸端カイギ3.0の様子

テーマ「地域の意識って変わった?」

 「飲食のコミュニティを運営して気付いたのは、店主の人柄など人にフォーカスして食べに行く人が増えた。」「解決したい課題は個にある。いかに個と繋がり話を聞くかが大事。 個の集合がコミュニティ。」といった、コミュニティにおける個の重要性に関する意見が出た。また、「緊急事態宣言で仕事を休まないといけなくなった時、地元を歩いていろんな面白い発見があったし、仕事とリンクすることも出てきた。地域を知ると新しい楽しみに繋がると感じた。」といった地域に関する気付きや、「人とのつながりは大切だけど密着しすぎると疲れる。程よい繋がりが川崎にはちょうどいいのではないかと思っている。」「新型コロナウイルス感染症を通じてオンラインが便利と知ると同時にオンラインだけだと疲れることもわかった。これからは個々人が選択してアジャスト(適応)していく時期になるのではないかと思う。」といった、繋がりにおける距離感の大切さに関する意見が出ました。

井戸端カイギ3.0の様子

テーマ「これからの人生をどう生きたい?」

My Questionとして、メンバーの今後の生き方に関するテーマが飛び出た。

 「川崎市の外の景色を見て学びたい。市内で活動しているからこそ外側の価値を見ないと川崎の活動に還元できない。」といったまちづくりに繋がるアクションや、「コロナ禍で大きな社会の変化を目の当たりにして、仕事だけではなく自身の幸福感を問い直すきっかけになった。ムリなく、心に響くような地域との関わりを追求することを目標にしたい。」といったワーカーとして新たな目標設定をしたという発言がありました。また、「地域で活動する前は自分の暮らしと街のことがかけ離れていたが、人と関わって一緒に楽しみたいと思うようになった。Weで語れる生き方・暮らし方をしていきたい。」「自分が楽しいことが一番大切な気がする。課題解決というとマイナスがゼロにしかならないが、楽しさが起点ならいろんなことを解決しながらワクワクできる。」といった自身が楽しみながら地域と関わっていく生き方をしたいという発言がありました。

井戸端カイギ3.0を終えて

地域で積極的に活動するプレイヤーの方々同士の対話はとても盛り上がりました。激動する社会環境においてもコミュニティの可能性は非常に高く、その重要性はますます大きくなっていくことを再認識しました。

多くの人が地域を通じて楽しさを感じながらつながる方法は、どのようなものがあるのか。

中原区役所はこれからも追究していきます。