政策課題13年度国内A
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歴史を生かしたまちづくりの手法の検討~大山街道をケースとして~
政策課題研究報告書13年度国内A

契機~研究を始めるきっかけ

H12末「岡本かの子・太郎ゆかりの蔵取り壊し」
・住民は保存希望
・所有者は経済的土地利用を希望
・行政は対応できず
→川崎市における歴史的・文化的施策のあり方を考え直すべきではないか
→歴史を活かしたまちづくりの対象を大山街道に決定

現状と歴史を知る

歴史調査~大山街道としての役割
- 大山(伊勢原市内)へ詣でるための信仰の道。
- 脇往還として物資の輸送に利用されていた。
- 江戸時代に宿場町に指定され継立村となった。
- 大貫かの子、岡本太郎、濱田庄司などの文学者ゆかりの地。

現地調査~現地に見た大山街道の課題
- 歴史的資源が多く失われている。
- 広告物の大きさや色がバラバラになっている。
- 歩行者通行が減り、商店街の低迷につながる。
- 車道と分断された歩道がない。

市の取組~大山街道への文化的事業
- 大山街道ふるさと館の建設、運営・歴史ガイドパネルの設置・川崎歴史ガイドの作成、発行

ヒアリング・意見交換

ヒアリング~住民が持つまちづくりへの思い
ヒアリングを通して出た意見
- まちなみの変貌に伴う人の流れの変化
- 地域コミュニケーションの不足
- 「暮らしやすいまち」住民と商人2つの立場
- 歴史的資源を保存するorしない。
- これからのまちづくり

意見交換会~お互いが持つ思いの共有
ハードなまちづくり
- 交通整備:歩道、駐車場、水路の整備
- 拠点創出:濱田庄司記念館、カフェ、居酒屋
- 賑わい演出:オープンカフェ、ポケットパーク
ソフトなまちづくり
- 長期ビジョン、まちづくりの決まりの必要性
- まちづくり活動の必要性

提言・今後の課題

提言~大山街道まちづくり意見交換会の定期開催
まちづくりの段階的活動-人気のいいまちをめざして-
段階A:住民意識の共有
段階B:新しい地域コミュニティの形成
段階C:大山街道まちづくり協議会の結成
段階D:まちづくりの方向性の提示
段階E:具体的なまちづくり活動への展開

提言を実現するにあたってクリアすべき課題
- 所管部局の連携
- 意見交換会運営のサポート
- まちづくりの組織づくり
- 多様な人々の参加と小学校との関係づくり
- まちづくり意識の浸透
お問い合わせ先
川崎市 総務企画局都市政策部広域行政・地方分権担当
〒210-8577 川崎市川崎区宮本町1番地
電話:044-200-0386
ファックス:044-200-3798
メールアドレス:17tihobu@city.kawasaki.jp
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