V推進体制の充実
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行動計画を効果的に進め、施策の実効性を高めるために、行政内部における推進体制を強化するとともに、達成度の評価・見直しを図りながら、行動計画の推進状況を定期的に把握し、検証するシステムを確立します。

上の図は、プランを推進するにあたっての行政内部の推進体制を図式化したものです。
川崎市は、人権及び男女共同参画関連施策の総合的な推進を図ることを目的として、全局長級・区長で構成される「川崎市人権・男女共同参画推進連絡会議」を設置しています。
また、施策の実務的な事項を研究・協議するために、課長級職員で構成される「幹事会」を設置しています。
男女平等施策に関しては、プランの策定、推進にあたり、関係が深い部局との横断的な連携が重要であることから、連絡調整を密にするために、関係部署の課長で構成される「男女平等施策推進部会」を設置しています。
一方、川崎市は、市民公募委員、学識経験者、事業者団体等で構成される「川崎市男女平等推進審議会」を設置しています。
審議会は、市長の諮問に応じて男女平等の推進に関する重要事項を調査審議していますが、その際には、市民意見及び連絡会議や推進部会からの意見を聴取し、市政に反映させています。
これらの2つの間の連絡調整等及びプラン推進の中心的な役割を担うのが、「市民局人権・男女共同参画室」です。
川崎市は、今後5年間でさらなる推進体制の強化に努めます。その一環として、施策の企画・立案から実施に至る過程で男女平等推進の視点を導入するために、各局・区役所に「男女共同参画推進員」を設置予定です。(「男女共同参画推進員」の役割については、5つの柱‐V「行政内部における事務事業の推進状況の点検、評価のイメージ」を御覧ください。)

上の図は、行政内部における事務事業の点検、評価のイメージを図式化したものです。
図に示した「男女共同参画推進員」(以下「推進員」という。)の主な役割は、各事業が、男女平等推進の視点に配慮して企画・立案、実施されているかを点検することです。
具体的に示すと、以下の4点になります。
- 事業の点検
事業が男女それぞれの置かれた状況、それに基づくニーズを的確に把握し、実施されているか。 - 各所管課における計画の点検
各所管課で策定されている計画、今後策定予定の計画は、男女平等を推進する視点に配慮しているか。 - 公的市民向け刊行物の点検
*男女どちらかに偏った表現になっていないか。
*外観や嗜好性など、男女を固定的なイメージで表現していないか。
*目を引く広報表現のために女性を起用していないか。 - 男女平等推進の視点からの不必要な性別表記の点検
また、もうひとつの役割として、定期的に点検している事業を年に1回自己評価します。
自己評価した各事業は、市民局人権・男女共同参画室及び男女平等施策推進部会を通じて検討し、「年次報告書」としてまとめ、市民及び男女平等推進審議会(以下「審議会」という。)に公表します。
公表によって寄せられた御意見は、人権・男女共同参画室を通じて推進員に報告され、次の施策の企画・立案、実施のサイクルに反映します。
また、審議会から年次報告書に関する質問やヒアリングの要請等がある場合は、推進員を通して担当課が対応します。

重点項目12 行動計画の推進状況を点検、評価するためのシステムの構築
行動計画の推進状況を評価するシステムを構築します。そのために、施策の推進状況を毎年調査し、公表します。また、市における統計の男女別データ化に努め、男女平等の実現度合いを市民にわかりやすく示します。
主な事業内容 | 所管局 |
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・市が保有する統計を、男女平等推進の視点から見直します。 | 総合企画局、統計公表所管局(課)、人事委員会 |
主な事業内容 | 所管局 |
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・ジェンダーの視点に配慮した統計の公表を実施します。 | 総合企画局、統計公表所管局(課)、人事委員会 |
* ジェンダー統計
ジェンダー(社会的性役割や身体把握等、文化によってつくられた性差)の視点で、男女間の際や、格差、差別の状況
及びそれらをもたらしている要因や原因を把握するための性別区分を持つ統計。
主な事業内容 | 所管局 |
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・各所管課における男女平等施策の推進状況を点検します。 | 市民局 |
主な事業内容 | 所管局 |
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・男女平等施策の推進状況に関する年次報告書を作成、公表します。 | 市民局 |
主な事業内容 | 所管局 |
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・男女平等推進の状況を公表し、市民による評価の実施を支援します。 | 市民局 |
主な事業内容 | 所管局 |
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・施策の実効性を高めるために、男女平等推進を阻害する要因についての調査、研究を実施します。 | 市民局 |
主な事業内容 | 所管局 |
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・報告書の発行を通じて、男女平等の達成状況を調査、分析し、公表します。 | 市民局 |
主な事業内容 | 所管局 |
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・行動計画の点検、評価のための指標を設定し、活用することにより、市民や事業者へ男女平等推進状況を公表します。 | 市民局 |

重点項目13 率先して男女平等施策を推進するための庁内推進体制の整備、確立
男女平等施策を総合的かつ効果的に進めるために、市役所内部における推進体制の強化を図ります。各局・区役所に男女共同参画推進員を設置し、施策の企画・立案から実施までの過程や男女平等の視点から、行政刊行物における表現の点検等を行う体制を実現します。
主な事業内容 | 所管局 |
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・市のあらゆる計画に男女平等推進の視点を導入します。 | 全局 |
主な事業内容 | 所管局 |
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・全庁的に男女共同参画推進員を設置します。 | 市民局、全局 |
主な事業内容 | 所管局 |
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・男女平等に係る定期的な情報提供を行います。 | 市民局 |
主な事業内容 | 所管局 |
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・男女平等推進の視点から、行政刊行物を点検するためのガイドラインを作成します。 | 市民局 |
・ガイドラインの周知及び活用の徹底を図ります。 | 市民局、全局 |
主な事業内容 | 所管局 |
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・市における申請書類等から不必要な性別表記の削除を検討、実施します。 | 全局 |
主な事業内容 | 所管局 |
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・男女平等を阻害し、市の権限を超える事項に関して、国や県への提言や要望を行います。 | 市民局 |
お問い合わせ先
川崎市市民文化局人権・男女共同参画室(男女平等推進担当)
住所: 〒210-8577 川崎市川崎区宮本町1番地
電話: 044-200-2269
ファクス: 044-200-3914
メールアドレス: 25zinken@city.kawasaki.jp
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