家庭からでる廃食用油のリサイクル
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廃食用油は資源として活用されています
家庭で使用された食用油については、これまで紙などに染み込ませるか、固めて「普通ごみ」として出していただいていますが、家庭で使用された食用油を原料に石けんや植物からつくられるディーゼルエンジン用燃料(BDF)、持続可能な航空燃料(SAF)をつくる取組が始まっています。
BDFとは
「BDF」とは「Bio Diesel Fuel」の略で、植物からつくられるディーゼルエンジン用燃料のことをいいます。
なたね油や大豆油、または家庭からの使用済み食用油などを原料とするため、繰り返し得ることが可能な上、大気中のCO₂を増加させない炭素中立(カーボンニュートラル)という特徴も併せ持っており、化石燃料の代替燃料として期待されています。
SAFとは
「SAF」とは、「Sustainable Aviation Fuel」の略で持続可能な航空燃料のことをいいます。
家庭からの使用済み食用油などを原料として製造され、従来使用されている化石燃料(石油など)からつくったジェット燃料と比べ、CO₂削減効果があると考えられています。
「かわさきかえるプロジェクト」による取組
使用済みてんぷら油回収による資源循環プロジェクトとして、油をせっけんやBDFにかえるなどの取組を行っています。
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- 「かわさきかえるプロジェクト」外部リンク
「かわさきかえるプロジェクト」のホームページ
回収について
回収ポイントは、公共施設・民間施設・個人宅のご協力をいただいております。
回収のルール・マナーの遵守をお願いいたします。
※回収ポイントについては、「かわさきかえるプロジェクト」のホームページ外部リンクで御確認ください。
回収方法
(1)きちんとフタの閉まる容器(ペットボトルなど)に入れる。
(2)お近くのポスターのある回収ポイント(回収ポイント一覧と地図を参照)へ持って行く。
(3)ポイントにあるポリタンク(かえるのキャラクターがある)に、注ぎ入れる。
(4)油を入れてきた容器はもちかえり、家でまた油をためておく。
(5)備え付けのノートがあれば、日付・お名前を記入してください。
回収できる油
【回収できる油】
・植物性食用油(サラダオイル、菜種油など)
※消費期限切れOK、未開封の場合はそのままお持ちください。
【回収できない油】
・ラードなどの動物性油脂
・リセッタ・エコナなどの調整油
JALによるSAF化の取組
「すてる油で空を飛ぼう」プロジェクトとは
取組に賛同いただいた市内のスーパーマーケットの協力を得て、店頭にて家庭からの廃食油の回収を行っています。
ご家庭で集めた廃食油を専用の回収ボトル※で店頭に持参いただき、専用の回収ボックスに流し込んでいただきます。
回収ボトルはお持ち帰りいただき、何度でもご利用できます。
※専用の回収ボトルは回収協力店舗にて販売しています。

専用回収ボトル
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- 「すてる油で空を飛ぼう」プロジェクト外部リンク
「すてる油で空を飛ぼう」プロジェクトのホームページ
市内の回収拠点

食品館 あおば東田町店での回収の様子

回収できる油
回収できる油については、次のとおりです。ご確認の上、店舗にお持ちください。
【回収できる油】
・常温で液体の植物性油
例:サラダ油、ごま油、なたね油、コーン油、紅花油、米油、大豆油、ヒマワリ油、オリーブオイルなど
【回収できない油】
・常温で固形の植物性油(例:マーガリン、ショートニング、パーム油、ヤシ油)
・鉱物系油(例:灯油、エンジンオイル)
・動物性油(例:バター、ラード、魚油、鯨油)
・食品や香辛料などが混ざった油(例:ドレッシング、ラー油、ネギ油、フレーバーオイル)
・事業用油(例:飲食店など事業から出る油)
お問い合わせ先
川崎市環境局生活環境部減量推進課
住所: 〒210-8577 川崎市川崎区宮本町1番地
電話: 044-200-2580
ファクス: 044-200-3923
メールアドレス: 30genryo@city.kawasaki.jp
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