アルコール依存症とは?
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アルコール依存症について
「飲酒」を自らの意思でコントロールすることができなくなり、本人の精神や身体に影響を及ぼす病気です。
「飲酒」をすることが何よりも優先となるため、嘘をついたり、隠れて飲んだり、言い訳をしたりします。
本人の身近にいる方々にとっては理解しにくい飲酒にまつわる行動や言葉に、周囲は「わがまま」「意思が弱い」「止めると言ったのに嘘をつかれた」などと信用できなくなるかもしれません。
しかし、それは本人が「止めたい」と思いつつも飲酒欲求をコントロール出来なくなっている状態なのです。また、本人が止めたいと思いつつも、アルコールの問題をみとめることが出来ないのも特徴の一つです。
依存症者は必ずしも「お酒を好きで飲んでいる」のではありません。飲まずにはいられない病気なのです。

アルコールによる健康障害

みなさんご自身や周りの方にこんなことはありませんか?
- アルコールを飲みたい欲求が高まると、飲む時間や飲む量を自分でコントロールできない。
- アルコールを飲むことを止めると手が震えたり、眠れなくなったりすることがある。
- アルコールの量を増やしたり強くしないと、以前と同じだけの酔った状態が得られない。
- 生活の中心がアルコールを飲むことになり、これまで楽しめていた趣味の時間もアルコールを飲むことに費やされる。
- 休みの日には朝から飲み続け、仕事の時間でも隠れて飲むようになる。遅刻や欠勤、業務上のミスが多くなる。
- 飲んでいる時間の記憶がなくなり、怪我をしたり事故を起こしたりすることがある。
- アルコールによって夫婦関係が悪化し、時に暴力にまで発展する。

アルコール問題のスクリーニング(AUDIT)
この点数だけで依存症の診断ができるわけではありませんが、一つの目安となり、一般的には40点満点のうち、20点以上の者は「依存症疑い」、10点以上の者は「依存症予備軍疑い」とされています。特に20点以上の場合は、専門医療機関の受診を勧めた方が良いケースが多いと考えられます。
「飲み過ぎが心配な方」「依存症かな?」と思う方はもちろん、ご家族の方も心配な方がいらっしゃいましたら目安としてお使いください。
- AUDIT(オーディット)(PDF形式, 379.34KB)



相談先
川崎市総合リハビリテーション推進センター こころの健康課
- 電話・個別相談
電話相談は随時お受けしておりますが、面接相談は予約制となります。ご相談は無料です。
秘密は厳守いたします。 - メール相談
アルコール依存症については、メールでも相談を受けつけています。詳しくはメール相談のページをご覧ください。
お問い合わせ先
川崎市健康福祉局総合リハビリテーション推進センターこころの健康課
住所: 〒210-0024 川崎市川崎区日進町5-1
電話: 044-201-3242
ファクス: 044-201-3240
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