営繕（公共建築）工事の入札不調の抑制に向けた取組について

本市営繕工事につきましては、近年入札不調が多く発生しており、これまでも対策を講じているところですが、今回新たな取組を次のとおり試行実施します。 

1  工事内訳書における設計数量の見える化 

　本市の営繕工事の係る工事の内訳書は、公共建築工事内訳書標準書式（国土交通省大臣官房営繕部）に基づき作成しているため、一部項目の設計数量を一式としています。この度、一式項目の根拠資料である別紙明細の公表を試行実施し、入札参加者の積算効率化を図ります。

(1)公表方法 

・入札前の金抜き内訳書に、一式項目の根拠資料である別紙明細を補足資料として添付 

(2)公表開始時期 

・令和8年1月1日以降に公告または、指名通知書を送信する工事 

(3)公表対象工事 

・まちづくり局施設整備部または市営住宅建替推進課の職員が監督員となる予定の工事 

2  入札不調になった工事における工事価格の一部の概算額公表 

　不調となった工事について、2回目以降の入札時における概算直接工事費の公表を試行実施し、入札不調を繰り返すことの抑制を図ります。 

(1)公表方法 

・2回目以降の入札時に、直接工事費（工事価格の一部）の上位4位を切り上げた概算額を公表 

(2)公表開始時期 

・令和8年2月1日以降に公告または、指名通知書を送信する工事 

(3)公表対象工事（次の全てに該当する工事） 

・まちづくり局施設整備部または市営住宅建替推進課の職員が監督員となる予定の工事 

・一度不調になった工事（応札者がいた場合に限る） 

・2回目以降の入札にあたって、工事内容を大きく変えないもの 

・2回目以降の入札にあたって、市内業者の参加資格を変えないもの 

注：不調時の応札額等から、公表しても効果が期待できないと判断した場合には公表しないことがあります。