久地円筒分水
歴史
江戸時代、二ヶ領用水は多摩川から上河原堰及び宿河原堰の2箇所で取水されたのち、高津区久地で合流し、久地分量樋へ導かれ、そこで四つの堀(久地堀、六ヶ村堀、川崎堀、根方堀)に分水されていました。
久地分量樋は、樋(水門)によって、決められた水を分ける施設でしたが、正確な分水ができず、水量をめぐる水争いが絶えませんでした。

そこで、昭和16(1941)年に「久地円筒分水」が造られました。二ヶ領用水から取り入れられた水は、平瀬川の下を潜り、再び噴き上がってきた水を円筒の円周比により四つ堀に分水し、各堀へ正確に用水を供給しています。

この円筒分水の技術は、当時としては大変に優れた自然分水方式だったことから、各地で同様のものが築造されました。
「久地円筒分水」は、その歴史的な重要性や、全国に広がる初期の円筒分水の事例であることから、平成10(1998)年に国の登録有形文化財に登録されています。

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久地円筒分水のパンフレット
所在地
川崎市高津区久地1-34
アクセス
- JR南武線「久地駅」から市営バス「第三京浜入口」行き、東急バス「二子玉川」行き、「新平瀬橋」下車、徒歩2分
- JR南武線「武蔵溝ノ口駅」、東急田園都市線・東急大井町線「溝の口駅」から市営バス「向ヶ丘遊園南口」行き、「新平瀬橋」下車、徒歩2分
地図
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