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シッシー君の文化財探訪日記 2026年7月 多摩区菅北浦で石造物の調査を行いました。

  • 公開日:
  • 更新日:
シッシー君 自画像

 川崎市内の豊かな歴史や魅力を物語る文化財や博物館等の情報を、川崎市文化財キャラクターのシッシーくんがご紹介します。
 【シッシーくん】
 市域3か所に伝わる獅子舞から生まれた文化財の精。川崎市の文化財保護推進キャラクター。
 性格はおっちょこワイルド。好物はかわさき育ちの野菜・果物。口癖は「シッシッシー」。

 皆さんこんにちは、シッシーです!

 川崎市では、文化財の保存や活用に協力してくれる文化財ボランティアを養成し、地域の文化財の調査や、文化財の公開事業でご活躍いただいています。

 今回は、そんな文化財ボランティアのみなさんによる石造物調査に一緒に行ってきました!

夏の石造物調査…それは草や蚊との闘いである

 川崎市で過去にまとまった石造物調査が行われたのは昭和50年ごろ。そのころの川崎市は、まだ行政区は5つで、住居表示などもあまり進んでいませんでした。このため、追跡調査をするためには、まず過去の調査の際に記録されている住所が現在の住所と一致しているか、町名や番地が変わった場合はどんな住所になっているかを調べることから始まります。

 しかーし!!今回、調査に出かけた石造物が「川崎市石造調査報告書」に記録されている住所はなんと…「多摩区菅5654 山林中」。他の石造物の調査データから、菅薬師堂の近くであろうことは推測されましたが、皆目手がかりがつかめませんでした。

 そこで、菅町会の方に情報提供をお願いしたところ、菅北浦緑地内にあることを教えていただいたので、さっそく現地調査に行ってきました!

いざ冒険の始まり!緑地入口は草ボーボーでした。

 菅北浦緑地へ足を踏み入れます。入口からしてかなりの草が生い茂っているので、ヘビがいないか、カサで草を叩きながら進みます。
 そうこうしているうちにボクの腕は蚊に食われて真っ赤っか!あ、ボクの腕はもともと赤いんだっけ。でも、ボランティアさんたちも、草むらに入る前に虫よけスプレーを使っていたのに、かゆい、かゆいと言っていたので、相当蚊との闘いは熾烈だったっシー。

藪を進むボランティアのみなさん

 緑地の中は、篠竹が伸びて視界も足元も悪い!携帯電話の位置情報を頼りに進みますが、本当に目標物は見つかるのか?とみんな半信半疑で、声を掛け合いながら進みます。
 獣道のような細い道をたどっていくと、尾根道に合流!
見晴らし台のような地形の高まりが見つかりました。

目標物を確認!

 木立の間に2基の石造物を確認できました。
 今回の調査の目的は、寛政元(1789)年に日待講中によって建立された石祠だっシー。
 日待とは、ある決められた日、決められた場所に集まって、夜通しおこもりをした後、日の出を拝む行事です。

調査対象の石祠

 なお、「川崎市石造物調査報告書」には、台座の銘文が月待講中と採録されていますが、今回の調査で「日待講中」が正しいことを確認しました。
 併せて、すぐ近くにある明治19(1886)年建立の秋葉山供養塔を調査しました。

詳細の調査を手分けして行います

計測中

 調査対象の石造物が見つかったら、大きさや構造、刻まれている文字等を記録していきます。
 大きさを測る人、測った数字等を記録する人、写真撮影の前に掃除をする人、写真を撮る人など、それぞれの役割に応じて、声を掛け合いながら分担して作業を行います。

全景を撮影するボランティアさん。

 要所要所の記録のための撮影をするときに注意したいのが、写真に他の人が映りこまないようにすることです。
 このため、作業ごとに声をかけ、必要な情報を取りこぼさないように注意しながら撮影や計測をすすめます。
 最後に、全景を記録するため、撮影者以外は下がって待機。連携プレーが素晴らしかったっシー!
 そして、調査をしている間にも、蚊にまとわりつかれ、払ったり、刺されたりの攻防が繰り広げられたのでした。

お問い合わせ先

川崎市教育委員会事務局生涯学習部文化財課

住所: 〒210-8577 川崎市川崎区宮本町1番地

電話: 044-200-3305

ファクス: 044-200-3756

メールアドレス: 88bunka@city.kawasaki.jp

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