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シッシー君の文化財探訪日記 2024年2月

  • 公開日:
  • 更新日:
シッシー君 自画像

 川崎市内の豊かな歴史や魅力を物語る文化財や博物館等の情報を、川崎市文化財キャラクターのシッシーくんがご紹介します。

 【シッシーくん】
 市域3か所に伝わる獅子舞から生まれた文化財の精。川崎市の文化財保護推進キャラクター。
 性格はおっちょこワイルド。好物はかわさき育ちの野菜・果物。口癖は「シッシッシー」。

 あっという間に2月ですね!今年の冬は暖かかったから、さっそく花粉が飛んでいるみたい。乾燥と花粉で肌荒れが気になる方も多いのでは?ボクはお風呂上りにたっぷりクリームを塗っているからいつでもツヤツヤもちもちだっシー☆彡

 毎年1月26日は「文化財防火デー」。これは昭和24年1月26日に奈良県の法隆寺が炎上し、壁画が焼損してしまったことをきっかけに定められ、今年で70回目を迎えました。
 川崎市でも文化財防火デーにあわせて各地で消防訓練が行われています。今回は日本民家園での訓練の様子をお伝えするっシー☆彡 シッシッシー

2024年1月30日 川崎市立日本民家園災害訓練

 多摩区生田緑地内の日本民家園では、多摩消防署、多摩区消防団、そしてボランティアの皆さんと訓練を行いました。

 今回は震度5強の地震が発生し、国重要文化財の旧北村家住宅で囲炉裏(いろり)の火が民具に着火、火災が発生するという想定。非常時でも人命と文化財を守るためにどう行動するかを確認して身につけます。

 ボランティアの皆さんと、通報者役、消火役…と役割分担をして、民家園の非常時の設備や地震のときの動きを確認します。
 まずは民家園の職員から消火器の使い方や、置き場所を教わりました。

 続いて、通報システムの使い方を教わりました。各民家には防犯カメラにマイクとスピーカーがついた集音機があり、火災などを発見したときにいち早く本部に知らせることができます。
(絶対にいたずらしないでね。)

 定刻になり、訓練開始!
 まずは震度5強の地震が発生、いそいで建物の外へ避難します。
 揺れが収まった後、安全を確保しながら民家の様子を確認すると、囲炉裏の火が燃え移り火災になっている!ということで、集音機で本部に報告し、(今回は民家を傷つけないため屋外で)初期消火を行います。

★ここでポイント★
 民家園の古民家には地震があったらすぐに外へ避難すべき建物とそうでないものがあります。
 屋根の上に石が置いてある「石置屋根」の民家の場合、地震のときは屋根の石が落ちてくる可能性があり危険です。
 また、石置屋根の県重要文化財旧三澤家住宅は、免震装置があるため内部の方が安全です。あわてて飛び出さないようにしてほしいっシー!

 次は、けが人の救助。
 決して足場が良いとは言えない民家園。避難する際に転んで歩けなくなってしまう来園者を想定し、担架を使って安全な場所まで運びます。
 今回はボランティアさんに混じって参加していた文化財課の職員がけが人役を拝命し、担架で奥門まで運ばれました。当日はとても良い天気で、ぽかぽか快適だったそうです。

走る消防の皆様
放水中の様子

 その頃、火災が発生した北村家では通報を受けた消防が到着。テキパキと準備を行い、号令にあわせて放水を開始しました。
 水の勢いがつよく、迫力満点でドキドキだったっシー!

 無事に消火が完了し、訓練終了。
 参加者全員で多摩消防署長の講評を聞きました。
 消防署員、消防団員のみなさん、後ろ姿もカッコイイですね。

 講評のなかで、「二段式通報」というものを教えてもらったっシー☆彡
 まず、火災報知器などで火災を感知したら現場を確認する前に「報知器がなっており、火災がおきているようだ」と消防へ通報します。
 その後、現場を確認し、本当に火災が発生していたら改めて火災の通報を、火事でなかった場合は誤報であったことを通報する、というものです。
 こうすることで、消防到着までの時間を短縮することができ、文化財を救うことにもつながります。

 消火器や通報設備の使い方など、いざという時にスムーズに使えるよう、皆さんも改めて確認してほしいっシー☆彡

お問い合わせ先

川崎市教育委員会事務局生涯学習部文化財課

〒210-0004 川崎市川崎区宮本町6番地

電話: 044-200-3305

ファクス: 044-200-3756

メールアドレス: 88bunka@city.kawasaki.jp

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