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議会かわさき 第94号-企画記事 かわさき市議会へ行こう!

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VOL.7 より深く、議論を進める「委員会」

議会で扱う内容は多岐にわたり、議員全員が集まる本会議できめ細かく審議することは困難になっています。そこで、市の仕事を分野ごとに分けて少人数で効率的・専門的に審査するために設けられているのが「委員会」です。

委員会には「常任委員会」 「議会運営委員会」 「特別委員会」の3つの種類があります。
常任委員会のイラスト

常任委員会

5つの委員会があり、議員はどれか1つに所属しています。
各委員会では本会議の会期以外にも、市役所の仕事を細かく調査して質問や要望を行ったり、現地視察によって実態の理解を深めるなどの活動をしています。

その様子を、「市民委員会」を例に見ていきましょう。

市民委員会(定数12人)

文化、スポーツ、保育園、交通安全、消費生活、商工業、港などに関する議題を審査しています。

 

【事例】ミューザ川崎シンフォニーホールの復旧
ホールの復旧に向け、工事の進捗状況に伴う報告などを受けて、審議を進めています。また委員が直接、現場視察を行い、さまざまな角度から意見・要望を述べ、幅広い議論を行っています。

平成23年3月

東日本大震災の影響により、「ミューザ川崎シンフォニーホール」の吊り天井が落下しました。

吊り天井が落下した「ミューザ川崎シンフォニーホール」内部の様子

平成23年8月

議員が被災した状態の施設を視察しました。

議員などが施設を視察する様子のイラスト

平成23年9月

震災被害復旧工事請負契約(18億6,900万円)の締結議案のほか、休館中の指定管理料の支払いや復旧工事のスケジュールなどを審査しました。

市民委員会にて審査後、震災被害復旧工事請負契約の締結議案などを本会議で可決

平成23年10月

ホールのリニューアルオープン時期について、所管局から報告を受けました。

ホールの安全性やリニューアル公演の内容、市民の反応などについて質疑や意見・要望を行いました。

平成23年11月

ホール天井の実大モデルを使った耐震性能を検証する加振実験について、千葉県にある民間研究所を視察しました。

ホール天井実大モデルを使った耐震性能を検証する加振実験装置

平成24年2月

ホールの図面と現況が異なっていた箇所について、所管局から報告を受け、地震と天井落下の因果関係やホール完成当時の検査状況などについて質疑を行いました。

平成24年3月

震災被害調査報告書の概要について報告を受けました。その中で、天井の落下プロセスの推測や設置当初の図面と実際の施工が違っていたことなどについて説明を受け、原因や補償などについて質疑を行いました。

平成24年4月

復旧後の天井耐震安全性について、所管局から報告を受け、リニューアル後の音響や市民向けの安全性のアピール、被害調査報告書の公平性・透明性などについて議論をした他、損害賠償請求に関する市の考え方などについて議論が交わされました。

平成25年4月1日

ホールのリニューアルオープン!

ミューザ川崎シンフォニーホールの外観

JR川崎駅西口 徒歩3分

ミューザ川崎シンフォニーホールの内観

ほかにも、常任委員会として以下4つの委員会が設置され、それぞれの分野に特化した内容を審査しています。

総務委員会(定数13人)

市の基本計画、財政、学校などを担当。

健康福祉委員会(定数12人)

高齢者、障害者、保健衛生、病院、消防などを担当。

まちづくり委員会(定数12人)

都市計画、道路、河川、住宅、公園などを担当。

環境委員会(定数11人)

ごみ、環境、水道、市営バスなどを担当。

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議会運営委員会(定数13人)

議会における会議を円滑に運営するために開かれます。この委員会では、議会運営の全般について協議し、意見などの調整を行っています。

なお川崎市議会では、市民に開かれたより分りやすい議会を目指し、平成23年12月に「議会運営検討協議会」を設置しました。協議会では議会改革の取り組みに関する調査・検討を行い、その経過や結果は適宜、議会運営委員会に報告されています。協議会で話し合われた内容は市議会ホームページで見ることができます。

特別委員会

市の特定の問題について審査するために設置されます。川崎市議会では主に、3月に予算、9月に決算を審査するために設置されますが、重要な案件で特別の構成員により集中的に審査する必要がある場合に設置されることもあります。

お問い合わせ先

川崎市議会局総務部広報・報道担当

住所: 〒210-8577 川崎市川崎区宮本町1番地

電話: 044-200-3377

ファクス: 044-200-3953

メールアドレス: 98kouhou@city.kawasaki.jp

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