基本施策 1-4-(3) バス輸送サービスの充実
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(1) 市バスの安全運行の確保とサービスの向上
現状と課題
- 輸送の安全性の向上をめざした運輸安全マネジメントの導入に伴い、絶えず輸送の安全性を向上する取組を進めることが課題となっています。
- 主要ターミナル駅等の拠点整備や都市計画道路などの幹線道路網の整備の進展、少子高齢化の進行や社会経済環境の変化など、需要に応じたバス運行の改善が課題となっています。
- 地球温暖化対策を推進するため、市バスも二酸化炭素の排出を削減することが重要な課題となっています。
- お客様サービスの向上を図り、さらなる充実に向けた取組が、市バス事業の増収に結びつくような好循環となる事業展開を図ることが課題となっています。
計画期間(2008~2010年度)の取組
- 運輸安全マネジメントに基づき、事故防止年間計画の策定・実施、ドライブレコーダーの導入拡大、事故防止に向けた安全教育の徹底など、さらなる輸送の安全性の向上に取り組みます。
- 地域の交通需要に応じた新たな路線の開設や、混雑緩和など需要に応じたバス運行ダイヤの見直しなど、バス運行の改善を図ります。
- どなたにも楽に乗り降りできる「人にやさしい」ノンステップバスに更新するとともに、地球温暖化対策への取組に貢献するため、「環境にやさしい」低公害バスを導入します。
- 職員の意識改革を徹底し、さらなる接遇向上をめざした取組を進め、イメージアップを推進し、市バスの利用促進を図ります。
(2) バス交通の利便性向上
現状と課題
- 高齢者の増加や市民活動の活発化などにより、円滑な日常交通手段の確保が一層求められています。
- 自動車交通に比べ環境負荷が低く安全性の高いバス交通は、今後も地域社会における主要な交通機関として期待されますが、定時性の確保、バス運行情報の的確な提供、混雑時の優先走行など利用者の立場に立った輸送サービスの向上を促進する必要があります。
- また、高齢者や障害者など誰もが安心して利用しやすい移動手段の確保が求められています。
計画期間(2008~2010年度)の取組
- 高齢者や障害者など誰もが利用しやすいバス交通環境整備を図るため、ノンステップバスの導入などバリアフリー化に向けた民間事業者の取組を支援します。
- 運行情報提供システムの導入補助、鉄道とバスの相互利用ができるICカードシステムの導入補助など民間事業者の取組を支援し、利用しやすいバス交通を促進します。
(3) 市バス事業の効率的な経営
現状と課題
- 2006年3月に策定した市バス事業の経営健全化計画である「ニュー・ステージプラン」(2005~2009年度)に基づき、公営バスとして市民の交通手段を確保するため、安定的かつ自立した経営の確立をめざして、経営改善を行っています。
- しかしながら、今後の乗車料収益の動向が不透明な中で、バス事業を取り巻く経営環境の変化に対応した持続可能な経営を進めていくことが課題となっています。
計画期間(2008~2010年度)の取組
- 「ニュー・ステージプラン」を着実に推進するとともに、経営環境の変化に対応できる経営体質に改善するため、「新たな経営健全化計画」を策定・推進します。
- 自動車運送事業会計における一般会計からの繰入金の見直しを図るとともに、経費負担区分の明確化を図ります。
- 経営健全化に向けて、学識経験者・民間事業者・市民等の意見を踏まえて、民間の経営手法を参考にしながら、市バス事業の経営改善に取り組みます。
お問い合わせ先
川崎市総務企画局都市政策部企画調整課
住所: 〒210-8577 川崎市川崎区宮本町1番地
電話: 044-200-2550
ファクス: 044-200-0401
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