基本施策 1-4-(4) 総合的自転車対策の推進
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(1) 自転車等の放置防止対策の推進
現状と課題
- 自転車は環境にやさしく身近な交通手段として多くの人に利用されている一方で、駅周辺等における放置自転車は歩行者や消防・緊急活動の障害となっています。
- 放置自転車問題は、地理的条件や駅によって異なることから、地域の特性に応じた施策展開や市民・事業者との連携による取組など、地域との協働による対策が必要です。
- 自転車等の放置防止対策の一つとして、駐輪場の新設・増設が必要となりますが、駅周辺においては、駐輪場の用地を確保することは大変困難な状況であるため、公共用地の立体的空間利用を考慮した駐輪場の整備など、多様な手法による取組が必要です。
- 本市の玄関口である川崎駅については、川崎駅周辺整備計画に基づく総合的な取組を進める中、2010年度には東口駅前広場の再編整備が完了することから、再編整備に合わせた総合的な放置自転車対策による安全で快適な歩行空間の確保が求められています。
計画期間(2008~2010年度)の取組
- 放置自転車問題を地域の課題として捉え、駅の特性、地域性を反映しながら地域と協働で戦略的に推進していきます。
- 川崎駅、溝口駅などにおいて、公共用地の立体的空間利用も含め、多様な整備手法による駐輪場の整備に取り組みます。
- 川崎駅東口周辺については、広域拠点にふさわしい賑わいと活力に満ちた魅力ある都市空間の形成に向けて、東口駅前広場再編整備にあわせた駐輪場整備と通行環境整備が連携した総合的な対策に取り組みます。
- 駅周辺の駐輪場整備とあわせ、自転車等放置禁止区域の拡大を推進します。
(2) 自転車等の利用環境整備の推進
現状と課題
- 放置自転車問題の解消に向けて、自転車利用者の視点に立った利用しやすい駐輪場環境整備を行います。
- 施設整備などのハード面での施策にあわせて、料金体系の見直しによる既存駐輪場の利用率向上など、ソフト面の施策による自転車利用環境の改善を進めます。
- 放置自転車問題については、対症療法的な対策での課題解決は難しいことから、地域の特性に応じた計画的な取組が必要となります。
- 自転車の保有台数は年々増加しており、全交通事故に占める自転車関連事故の割合は増加傾向にあります。特に歩行者と関係した自転車事故の増加割合が著しく、歩行者・自転車の安全な通行の確保が求められています。
計画期間(2008~2010年度)の取組
- 買物客等を対象とした利用時間制料金などの「新たな料金体系」を検討・実施し、利用率の向上を図ります。
- 自転車利用者等に対し駐輪場への誘導、啓発活動を行い、モラルとマナー向上の取組を進めます。
- 「自転車等駐車場の附置に関する条例」による、商業施設内の駐輪場確保に努めます。
- 自転車等の駐車対策を計画的に取り組む地区の選定を行い、調査・検討を実施し、選定地区における「自転車等の駐車対策に関する総合計画」を策定します。
- 自転車関連事故の割合が最も高い川崎区の富士見通、市役所通、新川通において、歩行者と自転車の通行の整序化を図るための対策を検討・実施し、歩行者・自転車の安全な通行確保に向けた取組を推進します。また、模範となるモデル地区として、新川崎地区の道路基盤整備にあわせて通行環境の整備を実施するとともに、整備後の効果について検証を行います。
お問い合わせ先
川崎市総務企画局都市政策部企画調整課
住所: 〒210-8577 川崎市川崎区宮本町1番地
電話: 044-200-2550
ファクス: 044-200-0401
メールアドレス: 17kityo@city.kawasaki.jp
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