基本施策 2-5-(2) 信頼される市立病院の運営
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(1) 医療の質及び患者サービスの向上
現状と課題
- 市立病院は、地域の基幹病院又は中核病院として市民の医療ニーズに対応した質の高い安全で安心な医療サービスを提供することが求められています。また、各病院の専門性を向上させ、最善の医療を提供することにより、市民の健康と福祉の向上に取り組む必要があります。
- さらに、全国的な医師・看護師不足の中、継続的かつ安定的に医療サービスを提供するため、医療人材の確保・育成に積極的に取り組む必要があります。
計画期間(2008~2010年度)の取組
- 市域における局地災害や事故に対応するため、「(仮称)市内救急医療派遣事業」を実施します。
- 医療の質の向上を図るため、人材育成計画に基づいた各種研修の充実や資格取得支援等を行うとともに、医療機器の高機能化を図ります。
- 医師や看護師等医療人材の確保策を強化するため、研修指導体制の充実をはじめとし、各種広報媒体の活用や柔軟な採用選考の実施、看護職員宿舎の充実等に積極的に取り組みます。
(2) 病院事業の効率的な運営
現状と課題
- 国の医療制度改革や診療報酬のマイナス改定、社会構造及び疾病構造の変化に伴う市民の医療ニーズの多様化・高度化、団塊世代職員の大量退職期の到来など、病院事業を取り巻く経営環境は非常に厳しくなっています。こうした中でも、市立病院として質の高い安全で安心な医療サービスを継続的かつ安定的に提供するため、強固な経営基盤を確立し、より効率的に病院経営を進める必要があります。
計画期間(2008~2010年度)の取組
- 「病院事業経営健全化計画」に基づき、経営指標による評価の実施など、効率的な病院運営を進めます。
- 社会保障改革の一環として公立病院改革に取り組む国の方針に基づき、経営の効率化を一層推進するため「病院事業経営健全化計画」を見直し、2008年度中に市立病院の果たすべき役割、一般会計からの繰入基準及び経営指標に係る数値目標等を明示した「公立病院改革プラン」(計画期間 2009~2011年度)を策定します。
- 川崎病院は、医療機能や人材を最大限に活用し、効率的な施設管理及び病床管理を行うことで、病床利用率の向上と平均在院日数の短縮を進めます。
- 井田病院は、2013年度の新病院開院に向けて実施設計・改築工事に着手し、高度・特殊な成人疾患医療を担う病院として、再編整備を行います。
- 多摩病院は、北部地域の中核病院として、高度・特殊・急性期医療、救急医療を総合的に提供するとともに、指定管理者制度を活用した、効率的な病院運営を進めます。
お問い合わせ先
川崎市総務企画局都市政策部企画調整課
住所: 〒210-8577 川崎市川崎区宮本町1番地
電話: 044-200-2550
ファクス: 044-200-0401
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