2-1-(2) 健康で生きがいを持てる地域づくり
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現状と課題
- 本市では、65歳以上の高齢者が2000年の154,863人から2004年の184,482人へと4年間で約19%増加し、今後はさらに2015年に約302,000人へと大幅な増加となる見込みです。
- 地域の身近な所で活動することのできる場の確保策として、既存施設を有効活用することなどによる地域活動を促進するための環境整備が課題となっています。
- 川崎都民とも呼ばれたサラリーマン層が、今後多数定年を迎え地域に戻ってきますが、こうした方たちの多くは、これまで会社中心の多忙な生活を過ごす中で、地域社会との関係が薄く、仕事以外の生きがいや社会参加を求めても、知識や能力を活かせる場面が少なかったことから、こうした経験を活かし、地域とのかかわりを深めて活動を行うことができる新しい社会システムを構築する必要性が高まっています。
施策課題
現状と課題を踏まえ、以下の施策課題に取り組みます。
(1)高齢者の積極的な社会活動の促進
- 高齢者が豊かな知識や経験を活かして、地域活動のリーダーとして活躍できるように、人材養成講座の充実や老人クラブの育成などにより社会的な活動への参加を支援し、地域課題解決の担い手として地域社会に貢献するためのしくみづくりを進めます。
- シルバー人材センターによる就労実人員を増加させるとともに、就労支援のための相談・あっせん機関などの各高齢者就労機関との連携による効果的な情報提供などを通じて、高齢者の社会活動への参加を促進します。
具体的な事業と事業目標
(2)高齢者の社会参加の場づくりの支援
- 高齢者が身近な地域の中で、地域社会に積極的に参加するための活動の場として、また、介護予防の場として老人いこいの家や老人福祉センターなどの既存の市民利用施設の機能転換や機能付加を推進します。
- 高齢者がますます元気で、いきいきとした生活が送れるように、福祉施設やコミュニティスペースなどの地域のふれあいや生きがいの場を活用し、高齢者同士が地域で支え合い、助け合ってお互いの健康の増進を図るなど、高齢者主体の健康づくりと生きがいづくりを一体的に促進するための環境支援を進めます。
具体的な事業と事業目標
(3)シニア世代が地域社会で能力を発揮するための支援(再掲)
- シニア世代が、その豊かな経験や能力を、地域課題の解決などに活かすことのできる地域活動モデルをシニア自ら設計し、運営するための支援を行うとともに、生涯を現役で過ごすためのシニアリーダー養成講座や職業紹介・職業相談などを実施します。さらに、地域の教育機関、民間組織、行政機関等と連携し、多様な学習機会の提供や人材活用を支援するネットワークの形成に努めます。
- シニア世代が経験・知識・能力を地域で十分に発揮する環境を整備することにより、人々の生涯にわたる生きがいの創出や生活の充実を支援するとともに、地域社会の課題解決や地域での支え合いのしくみの構築を図ります。
具体的な事業と事業目標
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