5 首都圏や世界の視点からの新たな産業都市 (1)首都圏全体の機能分担
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ここまでは、主に、市民生活に直結した政策の側面に触れてまいりました。これらは、いわば「安心のふるさと」づくりに関わる政策です。ここからは、首都圏全体やグローバルな視点から、「力強い産業都市」づくりの側面に触れていきたいと思います。
川崎は、近代化を引っ張るエンジンとして日本をリードしてきました。これからも、「力強い産業都市」として、日本はおろか、世界の人々の幸福に貢献していくことが求められています。
そこで二つの視点から、「力強い産業都市」川崎をつくるための戦略を申し述べたいと思います。
(1)首都圏全体の機能分担
ひとつは、首都圏全体の中での都市機能分担です。首都圏の各都県や政令市が、同じような機能を目指していたのでは、共倒れになってしまいます。アジア諸国の都市にも、遅れをとってしまうことになります。
そこで、首都圏サミットを活用するとともに、隣接する横浜市や大田区とも連携を強化することで、首都圏全体での発展戦略を共有し、機能を分担しながら、首都圏が日本の頭脳であり、エンジンとなることを目指さなければなりません。
そうした中で、川崎は、環境や暮らしと調和する最先端の「力強い産業都市」を目指すべきだと考えています。
キングスカイフロントを中心とした生命科学や医療技術を活かしたライフイノベーションもそのひとつです。さらには、東京オリンピック・パラリンピックを見据えて、スポーツや歴史・お祭りを活かした産業の振興も重要です。引き続き市内の音楽大学とも協力して音楽のまちの文化振興を図っていきます。さらに、これまで不足しているホテルやコンベンションも充実していく必要があると思います。また、障害者の雇用に積極的に取り組み、彼らの才能を活かしていくことも、先進的な産業都市の姿であります。
また、最先端の大企業が立地するだけでなく、市内の中小企業の間でベンチャービジネスを興したり、新たな技術開発を行ったりすることが重要だと思います。足元から「川崎発の新たな産業技術」を生み出していくことが、力強く持続的な産業の発展につながるものと考えております。お問い合わせ先
川崎市総務企画局都市政策部企画調整課
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