縦動比較器(じゅうどうひかくき)
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所在地
川崎市高津区坂戸1-20-1

所有者
ミツトヨ測定博物館

縦動比較器

縦動比較器は、日本国メートル原器からメートル副原器、また副原器から一次標準尺の1mの値を決めるために用いられました。右側に原器、左側に副原器というように、この2本を、直列に一直線上にあわせ込んで、1mを比べたので縦動比較器と名付けられました。その他、一次標準尺の100 mm、10 mm、1 mmの値を1 mから分割して求めるためにも用いました。木の部分の中は水槽で、水は温度が変わりにくいので温度を一定にするために用いました。測定の精度は1 mで0.2 μm(1 μm=0.001 mm)を保証しています。世界で9台しか無い測定器で、長さの標準が光波長に変わったため不用になり、昭和63年、工業技術院計量研究所より払い下げを受けました。スイス・シップ社製で、横幅約2.5 mで可動部分は、実際に動かすことができます。
一般公開 有(要事前予約)

お問合せ先
コンテンツ番号5287
