ハチの駆除方法
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ハチの駆除方法
スズメバチなど攻撃性が高いハチの巣ができた場合は、業者に駆除を依頼します。
できたばかりの小さな巣などは、市販の薬剤を使い個人で駆除することもできます。
・・・でも、ちょっと待って!
ハチは毒を持っている虫ですが、花粉を媒介する、他の虫を捕食するなど自然界のなかで重要な役割を持っています。ハチが人を刺すのは、巣が危険にさらされたとハチが判断したときだけです。(巣から離れて飛んでいるハチは、普通人を刺しません)
←チャドクガ(幼虫)を捕まえたコアシナガバチ
また、ミツバチ以外のハチの巣は、冬になると皆死んでしまいカラになります。その巣を来年使うことはありません。
人の出入りが少なく、駆除をする必要の無い場所のハチは、そっと見守ってあげましょう。
準備するもの
- スプレー式殺虫剤
ハチ専用のスプレー式殺虫剤を使用してください。スプレー剤が途中で無くならないように、十分な量があることを確認してください。 - ゴミ袋(巣とハチを入れる)、棒や虫取りあみなど巣をはずすもの、ほうき・チリトリ、脚立、懐中電灯
いつ、どんな格好で?
- 駆除をする時間は?
日中は巣を離れているハチがいるので、ハチが戻ってきたあとの、日没後2~3時間に駆除をおこないます(明るいうちに、巣の位置や大きさを確認しておきます。暗がりで駆除をするので足元も片付けておきましょう)。また、巣が隣の家の窓などに面している場合、あらかじめ駆除するということを伝えたうえ、窓などを閉めてもらってください。 - 服装
基本的には、防護服を着用してください(各区役所衛生課で貸出しをしています)。できたばかりの小さな巣などを駆除される場合は、厚手の素材でなるべく白系のものを身に着けます(黒い色に攻撃してくる習性があります)。長そでの服(トレーナー、上着など)、長ズボン、軍手、帽子をかぶり、できればその上に雨カッパなどを着用します。皮膚は露出しないようにしてください。
駆除の手順
- 巣の近くは薄暗くした状態で、足元を懐中電灯(点滅させる)で照らしながら巣にそっと近づきます。
- 殺虫剤をスプレーする場所を確認します。アシナガバチは巣全体に、スズメバチは巣の出入り口の穴に向かってスプレーします。あらかじめ風向きを確認しておきましょう。
- 位置を確認後、スプレーします。ハチは、薬剤が体に付くとすぐに動きを止め、床にぼとぼとと落ちます。向かってくることはありません。落ち着いて数秒間、スプレーをかけ続けます(途中でやめない)。
- 十分にスプレーし、表面のハチが落ち、中からもブーンという音がしなくなったら、棒などで巣を外します。スズメバチの場合、表面にハチがいなくなった後も穴から内部へ十分に噴霧します(穴から噴霧された薬剤が蒸散して巣内に行き渡り、中のハチを殺します。心配な場合は数箇所棒などで穴を開け、そこから再度スプレーをしてください)。
- ほうきとチリトリで落ちたハチや巣の残骸を集め、ゴミ袋に入れます。袋内にもう一度殺虫剤を噴霧し、袋を密閉して捨ててください。
※巣からハチが飛び散った場合落ち着いて、懐中電灯をつけた状態で床に置き、少し離れてください。ハチは電灯に集まってくるので、集まったハチに向かって殺虫剤を噴霧します。
注意!
死んだハチに触れないでください。スズメバチは死骸でも、体がちぎれて腹部と針だけになっても、腹部に触れると反射的に毒針を動かし刺すことができます。
ハチに刺されてしまったら
お問い合わせ先
健康福祉局保健医療政策部〔生活衛生担当〕
〒210-8577 川崎市川崎区宮本町1番地 13階
電話:044-200-2447
ファクス:044-200-3927
メールアドレス:40seiei@city.kawasaki.jp
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