ミツバチの分蜂について
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ミツバチの分蜂について
春から夏にかけての時期に、庭木や軒先などに、何十匹ものミツバチがかたまっていることがあります。これは、分蜂(ぶんぽう)といって、ミツバチの巣別れ(引越し)です。
ミツバチの巣は、一匹の女王バチと複数の働きバチから成り立っています。一つの巣に新しい女王バチが生まれたとき、古い女王バチが巣にいる働きバチを連れて集団で引越しをします。これを分蜂といいます。ミツバチなどの社会性昆虫にとっては、群れを増やす方法として、分蜂は重要な役割を果たします。
一度にたくさんのハチがかたまっているので、「巨大な巣ができてしまった!」とあわてることがありますが、ミツバチが巣をつくる場所は樹の穴、屋根裏、床下などの閉鎖空間(天井があり壁などでおおわれている場所)です。この写真のようなむき出しになっている場所にいるのは、引越しの最中に一時的にとどまっているだけで、しばらくすると巣をつくるのに適した場所へ移動し、きれいさっぱりいなくなってしまいます。
庭木などで分蜂をみかけたら、周囲に巣をつくりそうな箱などがあれば片付け、数日様子をみてください。
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