食品添加物検査
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目的・概要
食品添加物とは、食品の保存性をよくする保存料や酸化防止剤、製造や加工に必要な製造用剤など、人の健康を損なうおそれのないもので使用が消費者の利点になると確認されたものを厚生労働大臣が定めています。
食品の輸入が増えることに伴って、諸外国と法律や制度が違うために、日本で使ってはいけない添加物が輸入食品から検出されることもあります。
健康安全研究所では川崎市監視指導計画に基づいて、お菓子、漬物、缶詰、調味料など、いろいろな食品の検査を行い、使用されている食品添加物の使用用途、使用対象及び使用量が適正かどうかを調べています。
食品添加物ってなに?→厚生労働省のホームページ外部リンク

主な検査項目
- 保存料
- 着色料
- 甘味料
- 酸化防止剤
- 発色剤
- 漂白剤
- 防かび剤
- その他いろいろ

方法
例)漬物中のソルビン酸(保存料)の場合
- 食品を細かく刻んでソルビン酸を取り出しやすくします。
- 水蒸気蒸留で食品からソルビン酸を取り出します。
- 遠心分離して測定の邪魔になる不純物を減らします。
- 高速液体クロマトグラフという分析機器で各成分を分離して、ソルビン酸がどのくらい入っているかを測ります。

高速液体クロマトグラフ
他にもそれぞれの添加物に応じて、いろいろな方法を使って検査しています。
お問い合わせ先
川崎市健康福祉局健康安全研究所
住所: 〒210-0821 川崎市川崎区殿町3-25-13 川崎生命科学・環境研究センター(LiSE)2階
電話: 044-276-8250
ファクス: 044-288-2044
メールアドレス: 40eiken@city.kawasaki.jp
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