羽田空港の機能強化に伴う新たな飛行経路の運用についての要望

　羽田空港の機能強化について、本市からこれまでに要望してきた趣旨に基づき、騒音や安全性等に係る生活環境への影響等に十分配慮するとともに、以下の事項について、令和元年10月28日付で、運用後の対応も含め、改めて総括的な要望書を国土交通省航空局長あてに提出しました。

1. 試験飛行の実施にあたり、具体的な内容を示すとともに、しっかりと騒音測定を行い経路周辺への影響を確認すること。あわせて、地元へ適切に情報提供を行うこと。
2. 新飛行経路の運用に際し、プライベートジェット機等を含めたB滑走路全般の運用が確定次第、早期にその内容を示すこと。
3. 新飛行経路に対応するため、騒音測定局を現在の殿町小学校から殿町国際戦略拠点内に移設することが予定されているが、新飛行経路運用後、十分情報提供を行うとともに、この他の地点で騒音測定の要望等があった場合は適切に対応すること。
4. 騒音影響に配慮し、最新の技術開発の動向等に応じ、更なる騒音軽減策の工夫や取組を図ること。
5. 川崎石油コンビナート地域の飛行制限の見直しについて、その前提となる安全性の確保や事故・災害時の更なる対応強化に関し、具体的な内容を示すとともに、責任を持ってその対応を行うこと。
6. 殿町国際戦略拠点キングスカイフロントについては、研究開発への騒音等の影響が生じないよう、騒音軽減策を適切に講じるとともに、影響が発生した場合は、「第5回　首都圏空港機能強化の具体化に向けた協議会」で示された回答に基づき、十分に対応すること。
7. 新飛行経路運用後についても、継続的に地元へ丁寧な説明を行うとともに、騒音や安全性等について、本市及び市民等より指摘があった場合は誠意を持って対応すること。
8. 今後も、本市域に騒音や安全性に影響を及ぼす内容の変更をしようとする場合は、事前に本市に情報提供を行うとともに、協議すること。