【イベントレポート】川崎臨海部プレスツアー
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7か国・地域から7名が参加!
令和元(2019)年11月29日、川崎臨海部プレスツアーを実施しました。これは最先端のものづくり技術・科学技術など川崎臨海部の魅力を世界に発信し、知名度の向上を図ることを目的としたものです。
今回は東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会を契機に東京への関心が高まる機会を捉え、隣接地にある川崎臨海部のプロモーションを行おうと、日本駐在の海外メディアに対してメディアプロモートを行い、7か国・地域から7名の記者に参加いただきました。
当日は川崎臨海部で100年以上続く日本初の民間製鉄所や、世界で唯一、使用済みプラスチックからアンモニアと水素を製造するリサイクルプラントといった優れたものづくりの現場を見ていただいた後、ライフサイエンス分野における世界最先端の研究開発エリア「キングスカイフロント」をご案内しました。
川崎臨海部プレスツアー概要
- 日時
令和元(2019)年11月29日(金)午後
訪問先
(1) JFEスチール株式会社東日本製鉄所(京浜地区)外部リンク
メディアプロモート先
海外メディア日本支社の記者
在日外国人ジャーナリスト・ライター
訪日旅行情報メディアの記者
在日外国人インフルエンサー・ブロガー など
参加者・参加媒体(申込順に掲載)及び紹介記事
(1) 英国出身ジャーナリスト
(2) 欧米圏ターゲットに特化した訪日メディア「voyapon外部リンク」
(3) 訪日外国人向けWEBサイト「Japan Visitor」
(4) 台湾、香港の観光客等を対象としたインバウンド媒体「窩日本外部リンク」
(5) 韓国向け日本経済専門WEBメディア「PRESSMAN (프레스맨)外部リンク」
(6) 日中情報交流を目的とする華人紙「中日商报外部リンク」
(7) 在京インドネシア人インフルエンサーStella Lee氏外部リンク
当日の模様
JFEスチール東日本製鉄所(京浜地区)見学
午後1時
JFEスチール東日本製鉄所(京浜地区)に到着。概要説明を受けた後、高炉や厚板工場をご見学いただきました。
※同社では、社会貢献の一環として小中学生を対象とした見学を実施しており、今回のプレスツアーでは特別に見学させていただきました。なお、同社ホームページでバーチャル工場見学外部リンクを行っていただくことが可能です。実際に現場にいるかのような臨場感あふれる映像をお楽しみください。
製鉄所のシンボルである高炉を見学。原料である鉄鉱石とコークス(石炭を蒸し焼きにしたもの)を入れて約1,200℃の熱風を吹き込み、銑鉄を作る。
昭和電工川崎事業所見学
午後2時50分
昭和電工川崎事業所に到着。同社のプラスチック・ケミカル・リサイクル事業について説明を受けた後、使用済みプラスチックを破砕・成形する行程と、それらを分解するガス化設備をご見学いただきました。
※使用済みプラスチックがリサイクルされる仕組みの詳細は同社ホームページ外部リンクをご参照ください。
動画にてプラスチックのケミカルリサイクルについて学ぶ参加者
使用済みプラスチックの破砕・成形工程を見学
高さ60mのガス化設備は迫力満点
殿町国際戦略拠点キングスカイフロント訪問
午後4時25分
殿町国際戦略拠点キングスカイフロントに到着。キングスカイフロントネットワーク協議会*の野村龍太会長(公益財団法人実験動物中央研究所外部リンク理事長)からエリアの概要説明を受け、ディスカッションを行いました。
キングスカイフロントは、健康・医療といったライフサイエンス分野における世界最先端の研究開発エリアです。川崎市殿町地区(羽田空港の南西、多摩川の対岸)に位置し、世界最高水準の研究開発から新産業を創出しています。
野村会長からは、このエリアが国際化の進む羽田空港との近接性を活かし、バイオイノベーションと最先端科学技術のショーケースになることを目指してきたことや、日本国内にとどまらず世界を見据えて取組を進めてきたことなどが説明されました。 合わせて、立地機関同士に顔の見える関係性が築かれ、組織を超えた研究が進められているといった現在のキングスカイフロントの状況についてもご説明があり、参加者の皆さんは感銘を受けた模様でした。
*キングスカイフロントの立地企業や研究機関及び関係自治体等により構成する組織で、産学官の連携により本拠点の持続的な発展に取り組んでいます。詳しくはこちら外部リンク
キングスカイフロントでのさまざまな取組に耳を傾ける参加者
熱心にメモを取る参加者
野村会長を囲んで記念写真
川崎キングスカイフロント東急REIホテル見学
午後5時15分
川崎キングスカイフロント東急REIホテル外部リンクに到着。豊かな自然環境に包まれたライフスタイルホテル、羽田空港を目の前に望むエアポートホテル、地球にやさしい世界初の水素ホテルという3つの特徴について説明を受けた後、ブルックリンスタイルのおしゃれな空間を取材していただきました。
なお、同ホテルは先に見学した昭和電工川崎事業所にて作られた使用済みプラスチック由来の低炭素水素を、パイプライン供給により利用する世界初の水素ホテルです。ホテル正面に設置された大型燃料電池で電気とお湯を作り、ホテルで使われるエネルギーの約30%を賄っています。
コンセプトは「The WAREHOUSE(倉庫)」であるなど、ホテルの概要について説明を受ける
美しく飾り付けられたクリスマスツリーの前で記念撮影
5階のレストランテラスからは多摩川対岸にある羽田空港の夜景を眺めることができた
工場夜景見学
午後6時
東京駅に向かう途中、高い注目を集める工場夜景外部リンクもご見学いただきました。
工場夜景を撮影する参加者たち
参加者の声
○どの場所も非常に興味深く、環境に関するケアに感動した。
○それまでは羽田空港に近いから東京の一部だと思っていたが、ツアーに参加し、川崎臨海部が市と企業が協力して地域を盛り上げようとする、活力のある地域だということが分かった。
今回のプレスツアーをきっかけに、川崎臨海部を知り、関心を持っていただけたようです。
これからも川崎臨海部の魅力を多くの方に知っていただくため、さまざまな取組を進めてまいります。
お問い合わせ先
川崎市臨海部国際戦略本部事業推進部
住所: 〒210-8577 川崎市川崎区宮本町1番地
電話: 044-200-3634
ファクス: 044-200-3540
メールアドレス: 59jigyo@city.kawasaki.jp
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