経済産業省等からのお知らせ
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ここでは、高圧ガスに係る経済産業省等からの注意喚起等を掲載しています。

台風・大雨による高圧ガス容器等に係る事故防止について(注意喚起)
高圧ガス容器等は、台風や大雨の影響により浸水や流出の危険性があります。
LPガスの消費者の皆様、高圧ガスを取り扱う事業者の皆様におかれましては、台風、大雨の接近に備え、高圧ガス保安協会からの注意喚起を参考にLPガス、高圧ガスによる事故を防止するための対策を行うとともに、台風通過後についても点検を行ったうえで機器を使用するなど、適切に対応していただきますようお願いいたします。

高圧ガス消費設備の適切な点検実施について(注意喚起)
令和4年8月24日、病院で患者に使用されている医療用酸素容器について、主容器の酸素残量が無くなり予備容器に切替えられたものの、予備容器の元弁が閉止していたことにより、患者への酸素供給が途絶え、患者1名が死亡、2名が重傷となる被害が発生しました。
事故前日に、ガス会社が当該予備容器を交換した際、予備容器の液取出し弁と放出弁自体を開放しておらず、また、当該容器が「閉」状態となっているにも係わらず、「開」と表示するとともに、異常が無い旨日常点検表に記入していたものです。
高圧ガスの消費については、消費設備の使用開始時・使用終了時の消費施設の異常の有無の点検、一日一回以上の消費設備の作動状況の点検を適切に実施し、異常があるときは、危険を防止する措置を講じることが必要です。また、医療ガスの場合、適切な安全管理が求められているところです。
引き続き、高圧ガスの消費について、消費設備の適切な点検等にご注意の上、安全に実施いただきますよう、よろしくお願いいたします。

高圧ガス容器の移動中の事故防止について(注意喚起)
令和4年9月28日、東名高速道路豊田ジャンクション内の上り路線において、車両から多数のLPガス容器が荷崩れを起こして路上に散乱し、当該容器から漏えいしたLPガスが着火して、火災が発生するとともに容器が爆発する事故となり、1名が死亡、2名が負傷する被害が発生しました。
高圧ガス容器を車両に積載して移動する場合は、交通法規を遵守するとともに、高圧ガス保安法令に基づき、移動中の事故防止のために次のような措置が必要です。
- 充塡容器等の転落、転倒等による衝撃を防止するため、充塡容器等を荷台の前方に寄せる。
- ロープ等を使用して確実に緊縛する。
高圧ガス容器を取り扱う際には、移動時の危険性を十分に認識し、安全な取り扱い等に留意するようお願いいたします。

二酸化炭素等消火設備(不活性ガス消火設備)による事故防止について(注意喚起)
令和3年4月15日、東京都新宿区のマンション地下1階駐車場において、作業中に二酸化炭素消火設備が作動したことにより、作業員4名が死亡、1名が重体となる事故が発生しました。
また、令和2年12月に愛知県名古屋市、令和3年1月に東京都港区においても同様の事故が発生しており、多数の死傷者が出ています。
二酸化炭素消火設備の設置者、メンテナンス事業者等関係者の方は、二酸化炭素等の不活性ガス消火設備設置場所に立ち入る場合には、その危険性を十分に認識した上で、安全な取扱いに留意するようお願いいたします。

刻印等のないスキューバダイビング用タンクの使用について(注意喚起)
・タンクに高圧ガスを充塡する場合、法令に定める検査に合格し刻印等がされたタンク及び附属品(バルブ、安全弁等) を使用すること
・充塡する圧力が一定圧力を超える場合、都道府県等への高圧ガスの製造の届出を行い技術基準を遵守すること
刻印等のない海外製タンク等については、必要な検査・届出等を行うことなく使用することは法令違反であり、また漏洩、爆発等の危険性が高く、安全を確保することができませんので、ご注意いただきますようお願いします。

作業員による事故防止について(注意喚起)
令和2年5月14日、三重県で法定検査中における貯槽開放作業中に作業員の方1名が亡くなられた事故が発生いたしました。これをうけて経済産業省から当該事故の注意喚起を関係事業所等へ行う旨の依頼がありましたので、下記にその内容を掲載いたします。

冷凍設備から回収された冷媒を取り扱うときの注意のお願い
令和2年4月16日に、岐阜県において冷凍設備から回収された冷媒であるフロンの取扱中に1名の方が亡くなられた事故が発生しました。
この事故は、冷凍設備から回収されたフロンが充塡された容器から、セパレーター(注1)を介して別の容器に移充塡する作業を行う際に、以下の図のようにフロン回収機の吐出口(OUT側)と吸入口(IN側)を誤ってホースを取り付けて作業を行っていたため、セパレーターに過大な圧力がかかり、セパレーターの溶接部分が破裂し、作業者が被災したものです。
冷凍設備から回収した冷媒の移充塡を行うときには、冷媒の漏洩とともに、ホース、附属品、容器等の接続方法に誤りがないかを十分確認の上、作業を行うようお願いします。
注1:フロンとフロンに混ざった劣化オイルを分離するもの
お問い合わせ先
川崎市消防局予防部保安課
住所: 〒210-8565 川崎市川崎区南町20-7
電話: 044-223-2758
ファクス: 044-223-2795
メールアドレス: 84hoan@city.kawasaki.jp
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