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北加瀬山崎の明和三年銘庚申塔

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北加瀬山崎の明和三年銘庚申塔

 六臂(ろっぴ/腕が6本あること)の青面金剛を浮彫にする駒形の庚申塔。北加瀬村の村境に建てられたと伝えられる「北加瀬七庚申」のうちの1基として、瓦葺の覆屋や手水石等を供え、地域で古くから大切にされてきました。

 『川崎の庚申塔』(昭和61年 川崎市博物館資料調査団)によれば、左右側面にそれぞれ「武州橘樹郡稲毛領北加瀬村講中」「明和三戌正月吉日」の刻銘があり、明和3(1766)年に造立されたことがわかります。

 江戸時代にこの地域で庚申講が盛んに行われていたことを表す文化財です。


員数

1基

種別

川崎市地域文化財 有形民俗文化財

所在地

幸区北加瀬1-7-26

年代

明和3(1766)年

規模

高さ85cm、幅35cm、厚さ15cm

公開情報

屋外にあるため、自由に見学可能です。