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北加瀬札場脇谷戸の文化四年銘庚申塔

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北加瀬札場脇谷戸の文化四年銘庚申塔

 北加瀬村の村境に建てられたと伝えられる「北加瀬七庚申」のうちの1基。北加瀬谷戸町内会の有志によって守られている庚申塔で、現在も、春分後の初めての申の日の夜に、谷戸公会堂(町内会館)で掛軸を掛け、祭祀が行われています。

 六臂(ろっぴ/腕が6本あること)の青面金剛像を浮き彫りし左側面に「文化四卯四月□□」、台石前面に人名が刻まれており、この庚申塔が文化4(1807)年に建てられたことがわかります。

 江戸時代にこの地域で庚申講が盛んに行われ、現在も続く講の活動を伝える貴重な文化財である。


員数

1基

種別

川崎市地域文化財 有形民俗文化財

所在地

幸区北加瀬2-6

年代

文化4(1807)年

規模

高さ86cm、幅44.5cm、厚さ18cm

公開情報

屋外にあるため、自由に見学可能です。