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東海道五十三次とは

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東海道とは、律令時代の行政区画である五畿七道(ごきしちどう)のひとつ。又は、律令時代以降整備された道のひとつです。ここでいう東海道とは、江戸時代に幕府によって整備された五街道の内の一つのことです。

江戸幕府は、戦国時代の諸大名がその領国内に設けた伝馬(てんま)制度を継承しつつ、江戸を中心とする一円的な交通網の整備を進め宿駅伝馬制度(街道沿いに宿場を設け、公用の旅人や物資の輸送は無料で次の宿駅まで送り継ぐという制度)を制定しました。その中心をなすのが五街道であり、特に江戸と上方(大坂)を結ぶ東海道は重要な幹線道路でした。

 「五十三次」とは、東海道に設置された53箇所の宿駅のことです。慶長6(1601)年正月、幕府は東海道の駅制を定め、戦国期の宿駅を母体としつつ、改めて諸駅を設定しました。諸駅には伝馬朱印(しゅいん)と伝馬定書(さだめがき)を下して、各宿駅に伝馬36匹の常備を命じ、公的な交通機構を整備しました。53次の大多数はこのときに設置されたものと考えられます。その後、慶長7(1602)年に大津宿、同9(1604)年に戸塚宿、そして元和9(1623)年には川崎宿が追加されました。川崎宿成立後に成立した宿場もあるという説もありますが、川崎宿は53次の中でも最後の方に成立した宿場です。

参考文献:川崎市編集「川崎市史(通史編2近世)」平成6年(1994年)

東海道五十三次(五十七次)

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    51.石部(いしべ)
    52.草津(くさつ)
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    55.淀(よど)
    56.枚方(ひらかた)
    57.守口(もりぐち)
  • 高麗橋(こうらいばし)

※日本橋から京都までの東海道五十三次に、京都から大阪までの4宿(伏見、淀、枚方、守口)を加え「東海道五十七次」と呼ぶ場合もある。