基本施策 6-1-(1) 新たな観光の振興
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(1)魅力ある集客拠点の形成
現状と課題
- 川崎駅周辺や小杉駅周辺など市内拠点エリアでは、再開発などによるまちづくりが進められています。こうした機会をとらえて、幅広い世代が集うことのできる魅力ある集客拠点を形成し地域全体の活性化を推進していくことが求められています。
計画期間(2008~2010年度)の取組
- 川崎駅周辺の商店街や商業施設関連事業者などが参画して設立したかわさきTMO(中心市街地活性化推進組織)の体制強化に向けて、若手商業者のまちづくり人材を発掘・育成するとともに、TMOが中心となって行うイベント促進事業や情報発信事業などを支援し、川崎駅周辺の賑わいを創出します。
- 小杉駅周辺については、地元商店会の活動を支援し再開発事業の進展にあわせて、集客性や回遊性の高い拠点の形成を図ります。
- 市内の拠点商業エリアを対象として、地元主体のイベント事業への支援などに取り組み、賑わいのある拠点の形成を推進します。
(2)観光・集客型産業の育成
現状と課題
- 市内の観光産業を育成し産業として振興していくため、多様な媒体・方法により、市内外へ向けて幅広く観光情報を発信するとともに、観光関係団体などと連携して観光客の受入態勢を充実していく必要があります。
計画期間(2008~2010年度)の取組
- ホームページやパンフレットなどによる情報提供・情報発信、市内主要駅における観光案内機能の充実等の多様な広報戦略を展開するほか、「ビジット・ジャパン・キャンペーン」など他都県市と連携した市内観光PRの取組を推進します。
- 外国語によるホームページやパンフレットの作成など、羽田国際化に向けた外国人観光客の受入態勢を整備します。
- 市民との協働により「かわさき市民祭り」を開催し、地域の振興を図るとともに新たに観光の振興に向けた取組を行います。
- ガラス工芸品展示会の開催を通じて、本市のガラス工芸を内外に発信していくことにより、観光・集客型産業の一つとして育成・支援します。
- 市内の優れた名産品を掘り起こし、広く市内外に紹介・PRを行い、市内外での消費の拡大を図るとともに、本市のイメージアップを図るため、「Buyかわさきフェスティバル」を開催します。
(3)観光資源の創出・育成
現状と課題
- 本市には、工都として発展してきた経過から歴史的な産業遺産が多数存在するほか、近年では映像、音楽、芸術などの新たな地域資源も集積しつつあります。
- こうした資源を観光資源として磨きあげることにより、市内の観光を振興し本市のイメージアップを図るとともに、市内への集客を推進し市内経済の活性化を図る必要があります。
計画期間(2008~2010年度)の取組
- 市内の先端技術施設、研究開発施設、産業遺産などを活用した「産業観光モニターツアー」や「産業観光検定」の実施などにより、市民及び市外在住者が川崎の産業観光に触れ、理解する取組を推進します。
- 教育旅行等を含めた観光客の誘致や、民間事業者と連携したアジアを含む旅行者の呼び込みなどに取り組みます。また、競輪・競馬事業や市制記念花火大会など各種のイベント事業を本市の観光資源として効果的に活用することにより、市内への集客を推進します。
- 競輪事業については、特別競輪の誘致による収益の確保や一部民間委託化の実施など経営の効率化に取り組むとともに、富士見地区周辺整備にあわせた競輪場のコンパクト化について計画の具体化を進めます。
- 市民が文化芸術に触れる機会を提供し市民の文化芸術活動への参加を推進するとともに、地域に根ざした文化芸術活動を育成し支援します。
(4)映像資源の活用
現状と課題
- 市内に多くある映像資源や映像関連施設を活用した、民間による「映像のまち・かわさき」が形成されつつあります。
- このような動きをより活発化させ、本市の新たな魅力として市内外に発信していくとともに、映像を核としたまちづくりを推進することが求められています。
計画期間(2008~2010年度)の取組
- 民間の映像関係者により組織される「(仮称)映像のまち・かわさき推進フォーラム」を中心に、「映像のまち・かわさき」の推進に向けた取組を進めます。
- 首都圏に位置する本市の立地の優位性や豊富な映像資源があることを、映像制作関係者に積極的にPRし、映像作品のロケ地誘致を推進します。
お問い合わせ先
川崎市総務企画局都市政策部企画調整課
住所: 〒210-8577 川崎市川崎区宮本町1番地
電話: 044-200-2550
ファクス: 044-200-0401
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