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第5回川崎市自治推進委員会

  • 公開日:
  • 更新日:

平成19年9月27日(木)18:30~20:40
明治安田生命ビル2階第1会議室

意見交換の様子

討議資料

ニュースレター Vol.5

 第5回「川崎市自治推進委員会」が、平成19年9月27日(木)に明治安田生命ビルで開催されました。今回の委員会では、地域課題の解決プロセスにおける情報共有、参加及び協働の取組について、区民会議委員長や区担当者からの現状・課題報告があり、今後の推進方法などについて意見交換を行いました。

地域課題の解決プロセスにおける情報共有、参加及び協働の取組

区民会議の運営状況・課題

 区民会議が実施され1年半が経ちました。区民会議は自治の原点とも言え、川崎市においては市民自治の中核を担っていくものであると思います。今年の終わりには第1期が終了しますが、どのような仕組みであれば地域に定着し、市民の参加や協働が得られるのか、そのための情報共有はどうあるべきかなど、具体的に検証し課題として整理し今後に繋いでいくことが重要だと考えています。

区民会議の運営状況、及び課題について

多摩区の現状、課題

竹花多摩区総務企画課企画調整担当主幹

 「多摩区の魅力作り」を区民会議のテーマとし、全体会議の他に4つの密接した専門部会があります。特徴としては「委員主導」「ミーティングの積極的な開催」「調査審議過程におけるモデル事業実施」の3点が挙げられます。委員の皆さんで議論を積み上げ、それぞれの部会においては本会議よりもミーティングを頻繁に開き、情報共有に努めています。ただし、各部会で話し合われていることをどう全体で共有するか、区民への情報提供や参加の充実をどう図るか、どこまでモデル事業を深めていけばいいか分からないといった意見が出ています。

麻生区の現状、課題

向坂麻生区総務企画課企画調整担当主幹

 区民や区民会議委員に対し、タウン誌やホームページなどさまざまな媒体を利用して地域の課題テーマを募集しています。応募されたものは全て企画部会で検討し「心が響きあう地域づくり」が大きな課題テーマとして決まりました。現在は「子供の見守り」「地元農産物と地域の交流」「高齢者」の3つを選び調査審議をしており、現状を把握するため実際に活動している人々との話し合いの場を設ける等しています。しかし、区民との共有ができているか確認する方法が無く、目に見える形で結果が現れにくいため、行政側が区民の芽をいかにすばやく察知して支援を行っていけるか、地域で熟成させていってもらえるかが課題と考えています。

区における総合行政の推進に向けて

北沢総合企画局企画調整課区の課題調整担当主幹

 区民会議本格実施に伴い、各区の課題に対し区民の方たちが取り組むこと、区が事業として取り組むこと、区と局が連携して進めていくことがあると思います。川崎市では平成18年度から、区と局が連携していくための調整作りを進めてきました。まずは各区の課題を把握し、総務局・財政局・総合企画局などが一緒に区間調整を行います。その後主要な施策や事業の方向性を局長が話し合い、最終的に市長がヒアリングを行っています。また、各事業をどの財源を利用して実施するかなどの予算調整も行います。19年度は18の事業が予算化されました。

情報共有、参加及び協働の取組についての意見交換

田島多摩区区民会議委員長

 最初の会議で委員全員の率直な話し合いをする場を設けました。課題の設定はさまざまな分野で活動してきた委員から出てきたものを選出し決めました。委員同士の理解を深めるため、ミーティングや勉強会をできるだけ開くようにしています。街づくり推進委員会と区民会議の取組内容が同じようなものになった場合にどう進めていけばいいのかが課題です。

西谷麻生区区民会議委員長

 麻生区では、区民会議とは何をするところなのかという議論から会議を始めました。課題を分類して取り組みやすい課題から始め、話し合いながら進めています。例えば、地域で活動している人はたくさんいると思いますが、団体間のネットワークが無いといった問題から一般区民に広がらないのではないかと考え、区民だよりやタウン誌など広報に力を入れてきました。今後は区民会議のことももっと知ってもらうため、区民にも参加してもらえるようなフォーラムを開きたいと思っています。

梅本委員

 情報共有も区民会議の取組も大切ですが、区民にいかに会議の存在を広めていくかも重要だと思います。先日区民会議委員同士の意見交流会に参加しましたが、それぞれに特徴や課題があり、また新たな可能性も見つけることができました。

矢島委員

 委員となっている自分自身でも区民会議とは、地域活動をしている人々の支援のためにあるのか、実際に地域活動をしてほしいのかが分からないので、一般の方にはもっとわからないのではないかと思います。

小島委員長

 行政が区民会議とは何かを決めていないのは、それぞれが試行錯誤の中で模索してほしいと考えているからだと思います。区民会議は自治推進の拠点であり、区民会議のあり方は行政が決めるものではありません。市民の側から行政に役割分担を求めていく方がうまくいくのではないでしょうか。その中で、職員と市民が学びあい、育てあっていくことが実は協働の本質なのではないかと思います。

竹井委員

竹井委員

 区民会議で扱った課題についてのアフターフォローとして、提言などを課題解決に結び付けて行く仕組み作りが大切ではないかと思います。また委員は地域に戻り活動を進めていくと思いますが、町内会という「点」から「面」に広げていくような支援も必要です。これからは、さまざまな委員会と区民会議の連携を図り、委員会が区民会議で出た提案の受け皿になるなど、二人三脚で進めていけたらいいと感じました。区民や行政の職員がお互いに成長しながら作っていく必要があります。

阿部市長

 行政は税金を使い事業を行っています。大切なのは区民ができることは区民がやり、できないものは区や市の責任で行うといった振り分けをしていくことです。区民会議は2年でもう実践に移っていますが、市で同じことをしようとすれば調査に何年もかかってしまい、なかなか実行できないだけではなくお金もかかります。区民会議の皆さんの実行力はとても大きな波及効果になり、それを見ている人々も自分たちで何かができるのではないかといった思いが生まれ行動を起こしていくようになると思います。今後は区民会議と一般の区民の意見交換がどんどんできるようになっていって欲しいです。

今後の進め方

 次回(第6回)の委員会は、11月中旬に高津区役所にて、で開催予定です。

お問い合わせ先

川崎市市民文化局コミュニティ推進部協働・連携推進課

住所: 〒210-8577 川崎市川崎区宮本町1番地

電話: 044-200-2094

ファクス: 044-200-3800

メールアドレス: 25kyodo@city.kawasaki.jp

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