現在位置:
- トップページ
- くらし・手続き
- 環境・河川・港湾
- 環境教育・研究・資料
- 川崎市の生物多様性
- 水辺の生きもの - かわさき -
- キングスカイフロントで見かける生きもの
- 多摩川スカイブリッジから見られる生きもの

多摩川スカイブリッジから見られる生きもの

川崎市川崎区殿町の国際戦略拠点「キングスカイフロント」と、「HANEDA GLOBAL WINGS(ハネダ グローバル ウイングズ)」をつなぐ新しい橋「多摩川スカイブリッジ」(令和4(2022)年3月12日開通)からよく見かける鳥を紹介します。
生きもの紹介
飛ぶ姿をよく見かける鳥
ユリカモメ

キングスカイフロントで秋から冬にかけてよく見かける鳥。
冬はくちばしと足が赤色で、目の後ろに黒い点があるのが特徴です。
川岸で魚を捕る姿を間近で見かけることが多いです。
【秋~冬頃に見かける】

夏羽(ナツバネ)では頭部が黒っぽくなり、水面に勢いよく降りてくちばしで魚を追う姿なども見かけます。
【春先頃に見かける】
アオサギ

キングスカイフロントで年間を通して見かける大きな鳥。後ろ側の羽が灰色っぽい。水際にいることが多く、河口干潟のカニを食べる姿をよく見かけます。背が高い鳥のため、キングスカイフロントでも見つけやすい鳥です。
【通年見かける】
ダイサギ

キングスカイフロントで年間を通してみかける真っ白い鳥。同じく白い体のコサギのほうは足の指が黄色いため、見分けがしやすいです。ごく浅場の魚を食べる姿をよく見かけます。白い羽を大きく広げて飛ぶ姿がきれいで、キングスカイフロントでも見つけやすい鳥です。【通年見かける】
コサギ

キングスカイフロントで年間を通してみかける真っ白い鳥。足先が黄色いため見分けがしやすい。干潟のカニや貝を食べる姿をよく見かけます。比較的かなり近いで見られることが多く、キングスカイフロントでも見つけやすい鳥です。
【通年見かける】
カワウ

キングスカイフロントで年間を通してみかける黒い鳥。羽を大きく広げて乾かしている姿をよく見かけます。水面に滑りながら着水したり、群れでVの形になったり、大群で飛んだり水面を泳いだりと、ダイナミックな姿も見かけることがあります。水中を潜って魚を食べます。数も多くて大型のため、キングスカイフロントでも一番見つけやすい鳥です。
【通年見かける】
ウミネコ

キングスカイフロントの上空を飛ぶ姿や、川の中ほどの中州で休んでいる姿をよく見かける鳥。カモメと同じく足が黄色っぽいのですが、尾の羽の先が黒く、くちばしに黒い帯があって先が赤く、目の周りが赤くて黒目が小さくて目つきがするどく見えます。
【通年見かける】
セグロカモメ

キングスカイフロントの上空を飛ぶ姿や、川の中ほどの中州で休んでいる姿をよく見かける鳥。くちばしに赤い点があり、足はピンク。セグロカモメは目の周りが赤く、目が黄色く、背中がオオセグロカモメよりも灰色っぽいのが特徴。

オオセグロカモメは背中の色が黒っぽいオオセグロカモメなども見かけますが、見分けが難しいです。
【秋~冬頃に見かける】
川野中央付近の水面でよく見かける鳥
スズガモ

スズガモをみかけると、本格的な冬の訪れを感じます。オスはキンクロハジロに似ていますが、頭の後方にかけて毛のような羽が生えているのがキンクロハジロで、そういった毛がなく、頭に緑色があって、背中が白と黒のまだら模様であればオスのスズガモです。

メスは茶色でキンクロハジロやホシハジロに似ていますが、くちばしの根元に白い模様があればメスのスズガモです。水の中に潜って貝などを食べます。水面を羽でバタバタバタバタとたたく音はかわさき多摩川ふれあいロードでもよく聞こえます。
【冬~春先頃に見かける】
キンクロハジロ

キンクロハジロもキングスカイフロントに冬の訪れを感じさせる鳥です。オスもメスも頭の後方にかけて毛のような羽が生えています。メスはスズガモのメスのようなくちばしの根本の白い模様がなく、ホシハジロのメスのような目の周りの白い線もないのが特徴です。水の中に潜って貝などを食べます。
【冬頃に見かける】
ホシハジロ

キングスカイフロントでは、ホシハジロはスズガモやキンクロハジロの群れの中に見られることが多く、冬の訪れを感じさせる鳥です。水の中に潜って貝などを食べます。オスは茶色い頭で目立ちます。メスは茶色で目の周りに白い線があるのが特徴です。
【冬頃に見かける】
カンムリカイツブリ

キングスカイフロントでは秋から冬にかけて、よく見かける鳥です。川の中央付近で何回も水中に潜って魚を捕ります。他のカモと違ってかわさき多摩川ふれあいロードからは遠くにいる姿を見かけることが多く、頻繁に水中へ潜るので、撮影は難しいかもしれませんが、大型の鳥なので、比較的見かけやすいと思います。【冬頃に見かける】
カイツブリ

キングスカイフロントでは秋から冬にかけて、よく見かける鳥です。川岸付近で何回も水中に潜って魚を捕ります。かわさき多摩川ふれあいロードからも頻繁に水中へ潜る姿を近くから見かけやすいと思います。
【冬頃に見かける】
橋の上からよく見える植物
アシ

多摩川河口干潟の湿原を作る植物の代表格で、川側に広がっているのがアシです。アシはヨシとも言われ、春の3月頃に泥地から芽を伸ばし、秋の10~11月に穂を伸ばして種を飛ばします。

アシは海水と真水が混ざる川の下流に生え、根本は細い茎で波などの大きな水の動きにも耐えます。それぞれが地下に伸びる根でつながっています。密生したアシ原はカニやオオジュリンなどの鳥にとって、かかせないすみかとなっています。
オギ

多摩川河口干潟の湿原を作る植物の代表格で、アシに比べて陸側に生えているのがオギです。オギの穂はススキとよく似ています。ススキは乾いた野山や街中に生えますが、オギは水辺で生えます。

また、ススキは小さい花の先端から1本長いノギという毛が飛び出していますが、オギにはありません。

アシと同じように春の3月頃に芽を伸ばし、秋の10~11月に白い穂を伸ばして種を飛ばします。根本は細い茎で波などの大きな水の動きにも耐えます。それぞれが地下に伸びる根でつながっていますのもアシと同じです。オギ原にはトノサマバッタやセッカなどの鳥など、たくさんの生き物のすみかになっています。
生きもの情報
関連記事
- かわさき生き物マップ
かわさき生き物マップでは生き物の情報を募集しています。季節(四季)ごとにテーマとなる生き物の情報を募集し、投稿された生き物情報を地図上に表示します。たくさんの情報をお待ちしています。
- Twitter(川崎市環境総合研究所:@kawasaki_keri1)外部リンク
環境総合研究所のツイッターでも、随時、生き物情報を紹介しています。
- YouTube川崎市環境総合研究所チャンネル「多摩川河口の多様な自然」外部リンク
YouTubeで多摩川河口に暮らす生きものを中心とした紹介映像を公開しています。(「アカテガニのくらす森 そして街」ほか計4本)
- 冊子「かわさき水辺の生きものー川と海に出かけてみようー」
川崎市内で見られる生きもの(川崎市内の水生生物調査結果(2012~2017年度)の情報)を紹介しているパンフレット(PDF)
キングスカイフロントの地図
この情報の続きを見る
キングスカイフロントで見かける生きもの
- 多摩川スカイブリッジから見られる生きもの
- かわさき多摩川ふれあいロードから見られる生きもの
- 殿町第2公園で見られる生きもの
- キングスカイフロント内の植栽などで見られる生きもの
お問い合わせ先
環境局環境総合研究所 事業推進担当
TEL 044-276-9001
ファクス 044-288-3156
メール30sojig@city.kawasaki.jp
住所 210-0821 川崎市川崎区殿町3-25-13 川崎生命科学・環境研究センター(LiSE)3階

