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五反田川放水路整備事業について

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2019年7月18日

コンテンツ番号18250

五反田川流域の概要

五反田川は、麻生区細山地内を源とし、細山調整池を経て小田急線に沿って蛇行しながら流下し、東生田地内で二ヶ領本川に合流する流路延長4.8km、流域面積8.0km2の都市河川です。
この川は、洪水時には、下流まで約20分で流下する高低差の著しい河川です。
このため、五反田川の下流部及び二ヶ領本川との合流部では、急激な水位上昇により、度重なる水害を繰り返してきました。

五反田川放水路の必要性

五反田川下流の二ヶ領本川は、高度に都市化された地域を貫流しています。
特に、河道上空を主要地方道が専有している稲生跨線橋部や沿川に家屋が集中している区間については、河道拡幅や掘削による河道改修が困難な状況となっています。
このようなことから、平瀬川水系全体計画では、水系全体の抜本的治水対策として、平瀬川と二ヶ領本川の計画高水流量の負担を軽減させるために、五反田川の洪水を直接多摩川に放流する五反田川放水路計画が立案されました。

五反田川放水路の概要

完成予想図

完成予想図

五反田川放水路は、洪水時には五反田川の洪水全量(150m3/s)を延長2,025mの地下トンネルに流入させ、直接多摩川へ放流させようとするものです。
本放水路は、五反田川と多摩川の水位差を利用して洪水を流下させる自然流下圧力管方式の地下河川です。計画、設計にあたっては、五反田川放水路技術検討委員会において多くの学識経験者の指導を受けて行っています。

放水路の規模
・延長 2,025m
・断面 直径8.70m
・流量 Q=150m3/s
・深さ 38~47m

五反田川放水路断面図

五反田川放水路断面図

五反田川放水路の整備効果

五反田川と二ヶ領本川は、時間当り35mmの降水量に対応できる河道が概成の段階を迎えていますが、五反田川放水路を建設することによって分流点下流域では、将来計画である時間当り90mmまで対応が可能となり、より一層の安全度が図られます。

計画流量配分図

計画流量配分図

 

平瀬川水系全体計画
平瀬川二ヶ領本川五反田川
将来計画90mm/h(1/30)90mm/h(1/30)90mm/h(1/30)
暫定計画50mm/h(1/3)〔50mm/h(1/3)〕〔50mm/h(1/3)〕
緊急暫定計画35mm/h(1/1.5)35mm/h(1/1.5)

( )内は確率年
平瀬川水系全体計画より

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川崎市 建設緑政局道路河川整備部北部都市基盤整備事務所

〒215-0026 川崎市麻生区古沢120

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ファクス:044-955-1173

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