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フォトジェニックな川崎区!「かわさき産業ミュージアムバスツアー」を実施しました。

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概要

 今年4月にオープンした入江崎水処理センター広報館「ワクワクアクア」や産業ミュージアムに認定されている「川崎ゼロ・エミッション工業団地」に立地するコアレックス三栄株式会社東京工場(古紙再生によるトイレットペーパーの製造)、工場夜景スポットなどを巡り、川崎臨海部の魅力を体感しました。

 また、当日はプロのカメラマンも同行し、撮影のコツなど、アドバイスも受けながら、写真撮影も行いました。

日時

令和元年11月29日(金) 午後12時30分~午後6時00分 

募集定員

40名 (応募者98名)

コース

入江崎水処理センター(含む広報館「ワクワクアクア」) ⇒ コアレックス三栄株式会社東京工場(難再生古紙を原料にトイレットペーパーを生産する工場) ⇒ 工場夜景スポット(千鳥町 貨物ヤード前)

講師

中村 風詩人 氏(フォトグラファー)

旅と建築の写真家。世界一周などを旅して2018年現在80カ国以上を撮影し、代表作として世界3周分の海の風景をおさめた写真集『ONE OCEAN』を出版。また、これまでに200以上の建築物を雑誌や広告のために撮り下ろしている。

(参考)中村 風詩人公式ホームページ外部リンク

フォトギャラリー

参加者の撮影したイチオシ写真を紹介します。

【タイトル】工場夜景と月

【撮影者】とも

【コメント】煙突からの煙の上にちょうど月が!なんて素適な!わくわく気分になりました!

【中村講師から】大きく傾いた写真にどこか安定感があるのは地平線と対角に走っている線路のラインがあるからだと思います。街灯と煙まで視線を伸ばすと、ちょうど画面がアルファベットのXのような構図にまとまっています。日没の明るい地平線に、画面全体で向かっていくような未来的な作品だと感じました。まるで銀河鉄道の姿を探したくなる空気感です。

【タイトル】好気処理

【撮影者】右岸老人

【コメント】下水処理は好気性処理と、嫌気性処理が行われています。好気処理の水面は泡立っています。泡の動きの面白さにつられてシャッターを切りました。水面が暗かったので結果的(auto設定です)にスローシャッターになり、水の動きが表現できたかもれません。

【中村講師から】抽象画のようにも見える不思議な作品です。ご本人のコメントからも分かる通り水の流れがよく表現されています。ちょうど「シャッタースピードで表現を広げる」という講義をしたすぐ後だったからかもしれません。また、暗かったということが結果的にスローシャッターで水の動きを表現するという「必要」から生まれた表現にも好感が持てます。

【タイトル】ワクワク水処理センター探検

【撮影者】中川系太郎

【コメント】下水の処理ってどうやっているのだろうという、長年の疑問が解けました。税金がこのように使われるのは本当に良いこと。今まで以上に水を大切にします。次は子供を連れて来るかな。

【中村講師から】見れば見るほどに、実は技術が凝縮されている一枚だということが伝わってきます。パイプが乱立する中でトンネルの中央を捉えていること、奥にピントを合わせることで立体感が表現され、周囲が暗く落ちているために果てしなく続いている錯覚を起こさせます。写真の題名通り、ワクワクと探検がぴったりな一枚ではないでしょうか。

【タイトル】下水処理場の長いマンホール

【撮影者】游間家

【コメント】広い入江崎下水処理センターにある長いトンネルを写真に収めてみました。

【中村講師から】とても絵になる場所でした。一般的な写真は長方形ですが、游間家さんの写真は正方形です。トンネルという左右対称の人工物に合う比率が効果的に活かされています。このパイプを通って水が運ばれた先には貯水地が…まるで私たちも処理水になった気分を味わった瞬間です。

【タイトル】三日月がでたでた・・・

【撮影者】平川雅之

【コメント】西の空に、三日月、金星、木星が斜めに並んでいました。石油コンビナートの象徴、フレアスタックの火炎と一緒に映し込んでみました。フレアスタックの火炎が明るくて星が映るのか心配しましたが何とか映り込んでいました。

【中村講師から】平川さんの写真を見た時に、フォトツアーのことをありありと思い出しました。最後の工場夜景スポットに向かう道すがらの一瞬でしょうか。感動のその瞬間に、見とれてシャッターを押し忘れる人も大勢いますが、こうして捉えることが出来たのは日々アンテナを立てているからだと思います。これからもぜひ日々の感動を拾い集めていってください。

【タイトル】ワクワクワクワ

【撮影者】Kawamaki

【コメント】入江崎水処理センターワクワクアクアの下にはワクワクがあふれだす宇宙ステーションに繋がるような場所がありました。

【中村講師から】消失する一点に向かうことで奥行きが表現され、画面全体にせり出すようなダイナミックな切り取り方が印象的な一枚です。また寒色に振られたカラーバランスが全体に漂うことでコンクリートのクールさが引き立っていました。人工物ならではの表現は今回のようなフォトツアーで実際に体験したからこそ生まれたものだと実感しました。暗い中でブレることなく捉えているのも重要なポイントです。