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昼川 捷太郎(ひるかわ しょうたろう)【家具技能士】 平成23年度認定かわさきマイスター 

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かわさきマイスターのシンボルマーク

かわさきマイスターのシンボルマーク

ものづくりの原点である手をモチーフに、その発展を花の開花、鳥の羽ばたきの形で表現しています。

昼川 捷太郎(ひるかわ しょうたろう)

【家具技能士】 平成23年度認定

昼川捷太郎さん顔写真

家具づくり、特に箱物の特注品に卓越した技能を保持している。その技能は、40年以上に渡る、常時、仕様の異なる特注家具づくりにより身に付け、未製作の注文は、過去の経験で対応するという創造性と応用力を伴った技能を形成することに繋がった。現在、若手の教育と相談にのる新たな役割を担っており、豊富な経験を若手が直面する想像がつかないプレッシャーに打ち勝つための後押しに活かしている。若手を一歩前進させる役割を担っているマイスターである。
宮前区在住。有限会社plots inc.。※退職

仕事をはじめたきっかけは

子どものころから、ものをつくるのが好きでしたね。学校では工作の授業が一番好きで、とても楽しい時間でした。ほかの授業は、あまり勉強をしませんでした。私は、器用ではないのですが、ものをつくるのが好きだったことが、家具をつくる仕事に就くきっかけになりました。
宮内庁はじめ官庁の「特注」家具を作っている大手の家具会社に就職し、いろんな家具をつくる職場があったのですが、箱物の「特注」家具をつくっているところへ配属されましてね。これが、「特注品」の家具づくりに携わるきっかけになったのです。

 

仕事をする上で1番おもしろいと感じることは

特注の家具を作るためにさまざまなカンナを使います

私の家具づくりは「特注品」ですから、一度つくった「もの」を二度はつくらない。世界に1個しかない「もの」をつくり出すのですから、面白いといえますよね。仕事に入るときは、とても緊張しますし、重圧も感じます。木と切るときなんか、世界にひとつしかいない木を切るのですから、失敗は絶対許されません。道具を使うときは、(材質の)特徴をつかんで調整しながら使わなければなりません。
私の仕事はこんな手間がかかることをしながら、「もの」をつくりあげているのですから、面白いなと思います。家具をつくる職業は、とても面白い職業ですよ。

長年、継続して技能研鑽に努めることができた理由は

やはり、「もの」をつくるのが好きだから、良い「もの」をつくりたい、お客さんに喜んでもらえる「もの」をつくりたいと思いながら仕事をしてきたのが、いままで家具づくりを続けてこられた力になっていると思います。なんといっても、自分の仕事で一番やりがいを感じるのは、高いお金を出して買ってくださるお客さんに「ありがとうございます」「良いものをつくっていただいた」といわれ、喜んでもらったときです。また、まわりの人たちの支えもあったから、継続できたと思います。

 

昼川さんが自分自身で誇れる技術は

若いころ飯を食べるのを忘れるぐらい熱中して家具をつくったことがあります。徹夜して家具をつくったこともあります。このころに技能をぐっと伸ばしましたね。一生懸命、仕事をしてきたことと若いころに教えてもらった基本に立ち返り、経験の応用と創造で「特注品」の家具をつくれる技能をもてるようになったと思います。私は年間、「特注品」の家具を30~40個しかつくれませんが、お客さんの求める家具をつくれるようになったことが私の誇りです。

ひとつひとつを丁寧な作業でつくります
材質や天候によって微調整したり使い分けたりするカンナ
昼川さんが過去に製作した作品

ものづくりの魅力とは

木の特性をうまくいかして製作します

私は「特注品」の家具をつくっています。お客さんの意向を聞いて、つくるのですから、それぞれ違いがあります。素材で使う木はいくら探しても同じのはありません。同じのをつくってほしいといわれても、同じ「もの」はつくれません。世界にひとつしかない「もの」をつくるというのも、魅力のひとつです。なかなか注文されたようにうまくできなくて、手間がかかるときがあります。常に考えながら仕事をしなければ、お客さんの望んでいる「もの」はできません。そういうこともあってか、お客さんに私のつくった家具を喜んでもらったとき、大事に長く使っていただいていることを知ったときはうれしいですね。このことも家具づくりの魅力ですね。

今後、ものづくりを目指す方へ

家具づくりに器用であることは重要でありません。まず家具づくりに興味をもつことです。良いものをみるようにしてください。家具づくりは創造性を発揮できる、面白い、やりがいのある職業です。お客さんの注文に応えられる職人になるまでの道のりは楽ではありません。苦しいことがあっても志をもち、おごらずにプライドをもって続けていけば、お客さんの注文に応えられる職人として家具がつくれるようになります。

 

下記サイトでは昼川さんの技術を動画やマンガでお伝えしています

平成23年度認定かわさきマイスター 昼川捷太郎さん(家具技能士) (Youtube動画外部リンク

昼川捷太郎さん紹介マンガ (PDFデータ

問合せ先

plots inc./プラッツ
·    宮前区東有馬5-25-3
·    電話 044-852-0116
·    ファクス 044-852-0440
·    営業時間 午前9時00分~午後8時00分
·    休み 日
·    HP http://www.plots.co.jp/index.html外部リンク
·    メールアドレス info@plots.co.jp

お問い合わせ先

川崎市経済労働局労働雇用部技能奨励担当

住所: 〒210-8577 川崎市川崎区宮本町1番地

電話: 044-200-2242

ファクス: 044-200-3598

メールアドレス: 28roudou@city.kawasaki.jp

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