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濃沼 晴治 大工 川崎市多摩区 有限会社丸晴工務店 平成26年度認定かわさきマイスター

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平成26年度認定かわさきマイスター 濃沼晴治 (職種:大工)

マイスターロゴマーク

かわさきマイスターのシンボルマーク

ものづくりの原点である手をモチーフに、その発展を花の開花、鳥の羽ばたきの形で表現しています

濃沼 晴治(こいぬま せいじ)

平成26年度認定マイスター 職種:大工 川崎市多摩区

濃沼氏写真

入母屋住宅や数奇屋住宅を手掛けるなど、伝統木造住宅を建築する大工として高度な技能を保持している。技法とコストをバランス良く意識して、近隣を中心に多数の伝統木造住宅を建設し、現在でも年10棟程度を施工し、伝統的な上棟式を年数回実施。大工作業全般に精通し、「角に仕事がある」ことを念頭に、木組みの仕掛け、さまざまな納まり等の技能を保持しており、弟子は20名以上を育成した。多数の伝統木造住宅を建築しながら、道具や職人文化の継承、後継者育成に尽力しているマイスターである。多摩区在住。有限会社丸晴工務店代表取締役。

仕事をはじめたきっかけは

高校を中退し、「これからどうしよう、何か仕事をしなくては」と思い、大工の下に弟子入りしました。修行は厳しかったのですが、少しでも多くの技術を身につけたいという信念で続けました。23歳で独立して、地元である多摩区菅に工務店を開きました。自分なりのこだわりが出てくると仕事が楽しくなってきて、今ではこの仕事を選んでよかったと思っています。

 

仕事をする上で1番楽しい・おもしろいと感じることは

お客様の喜んでもらえる姿を間近で見ることができる点がこの仕事の良いところです。使用する木は産地から直接、買い付けをしているので、木を一緒に選んだり、壁塗りをお客様と一緒に施工したりと、密着した家造りをするのでお客様と親しくなって、長くお付き合いをしています。長くお付き合いができるのは良い家造りができて、お客様に喜んでもらえているからだと思うので、これからもお客様に喜んでもらえる仕事をしていきたいですね。

濃沼氏参考写真
濃沼氏参考写真
濃沼氏参考写真

長年、継続して技能研鑽に努めることができた理由は

自分が生きた功績を残したいという思いがあります。現在は年間10棟程度の伝統木造住宅を建てています。

自分がいなくなった後に、何も残らない、何も思い出してもらえないというのは寂しいですしね。それに仕事が楽しいという思いもありますが、生活のために仕事をしているとも思っているので、家族のためにも、自分の老後のためにも途中で投げ出そうと考えたことはないです。仕事をしていると、成し遂げたい夢が次から次へと出てくるから、辞めたいとは思わないですよ。

嬉しいことに息子が二人、後を継いでくれ、多くの弟子も育てましたし、市内の高校から新しい社員を雇っています。木を扱う楽しさや素晴らしさを伝えようと、近くの中学校や住民の方に対して木工教室などを行っています。

自分自身で誇れる技術は

材木ストック写真

自分がこだわりをもって仕事をするということは当然のことですが、お客様にもこだわりをもって家を建ててもらうということです。
技法とコストをバランス良く意識して、素材もデザインも一緒に考えて、形にしていきます。一緒に家を建てないと、お客様の思いとのミスマッチが生じてしまうかもしれませんし。お客様が汗水たらして稼いだお金で建てる家ですから、何世代でも住み続けられるような家を建てたいですね。
完成したときはお客様、関係者を集めて伝統的な上棟式を行うこともあります。
お客様に建てた家に愛着をもってもらえる家をこれからも建てていきたいです。

ものづくりの魅力は

研磨を繰り返し短くなったのみ

技術を身につけていくことで、納得できる仕事や自分の想像以上にできる仕事もあります。自分の技術が向上することで得られるものが増え、できることが増えていくということが魅力です。旅行に行ったときも、建物の造りを見て、自分の仕事に生かしています。自分自身の成長が、仕事の仕上がりに直結するのでやりがいが大きいです。
この仕事の場合、その場に応じて使いこなせる道具と、技術・技能を兼ね備えて初めて一流の職人になります。道具の手入れも自分自身で行い、長い間大切に使っている職人は良い職人であることが多いですね。私はノミやカンナをそれぞれ100以上保有していますがどれも大切に使っています。

今後、ものづくりを目指す方へ

当たり前のように高校・大学と進学するのではなく、夢をもって、その夢に向かって頑張ってほしいです。技術・技能を身につけることで一生の仕事になるという点はものづくりの魅力です。定年後、家で毎日を過ごしてもなかなか充実した生活を送るのは難しいですが、ものづくりの仕事は技術・技能があれば身体が動く限り、仕事ができます。そのほうが私は充実した生活を送れると思います。

 

濃沼さんの技術・技能をマンガで紹介しています

濃沼晴治さん紹介マンガ(PDF形式,1.61MB)

 

問い合わせ先

有限会社丸晴工務店

川崎市多摩区菅馬場2-3-2
電話 044-944-2007
ファクス 044-944-2057
営業時間  午前8時00分~午後7時00分
休み    日・祝
ホームページ http://www.marusei-j.co.jp/外部リンク
メール hiroxart@icloud.com

お問い合わせ先

川崎市経済労働局労働雇用部

住所: 〒210-8577 川崎市川崎区宮本町1番地

電話: 044-200-2242

ファクス: 044-200-3598

メールアドレス: 28roudou@city.kawasaki.jp

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