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河崎万年屋

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できあがり写真カラー
江戸名所図会より河崎万年屋イメージ

長谷川雪旦 「河崎万年屋 奈良茶飯」
東京国立博物館蔵 『江戸名所図会』より
(Image:TMN Image Archives/複製禁止)

「河崎万年屋」とは

江戸時代、川崎は宿場町として栄えた大きなまちでした。とくに宿場の江戸口は茶屋や旅籠(はたご=旅人へ食事をだしたり、宿泊もできる宿屋のこと)が並び、川崎大師へお参りする人々など、多くの武士や町人でにぎわいました。

なかでも、「万年屋」は、名物「奈良茶飯」(小豆や粟、栗などをお茶の煎じ汁で炊き込んだご飯)が評判になり、一膳飯屋から宿場一の旅籠に。本来は本陣(公認の旅館)に泊まる大名も宿泊したほか、弥次さん喜多さんで知られる『東海道中膝栗毛』にも描かれ、のちには皇女和宮や米国駐日総領事ハリスも立ち寄ったと伝えられています。

万年屋で働く女性、お客さんの武士やその奥方、町を行き交う町人や旅人、飛脚や駕籠かきなど、当時の川崎宿の賑わいを感じてください。

(※名称は「江戸名所図会」のタイトルに倣っています)