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川崎市営トロリーバスと市庁舎

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「川崎市営トロリーバスと市庁舎」画像

「川崎市営トロリーバスと市庁舎」

トロリーバス(無軌条電車)は、車体中央部の2本のポールを経由して、道路上に張られた架線から電気を供給されて動くバス型の路面電車です。川崎市では昭和25(1950)年より市営バスを導入していましたが、それよりも燃料コストが安いということで、昭和26(1951)年3月に開通しました。当初の路線は、川崎駅から桜本まででしたが、後に水江町まで延長され、さらに、昭和37(1962)年にはさつき橋線(川崎駅前―大島4丁目間)が開通されました。東日本初の市営トロリーバスで川崎駅と海岸埋立地の工場を結ぶ市内の主要な交通でした。このペーパークラフトは昭和30年代の風景をもとにしており、背景にあるのは昭和13(1938)年に竣工の川崎市役所市庁舎です。トロリーバスのシンボルともいうべきポールはよく架線から外れたもので、当時の道路は凹凸がひどくてカーブはもちろん直線箇所でポールが外れることさえ度々でした。「トロバス」と呼ばれて市民に親しまれながら、時流に抗しきれず廃止されたのは、昭和42(1967)年4月30日のことでした。現存する川崎市のトロリーバスの最後の1台が、川崎市高津区の二子塚公園に保存されています。