基本政策 VI-2-(1)　市民の文化・芸術活動の振興

実行計画について
政策体系
政策体系別計画を構成する7つの基本政策と体系数
基本政策　目次
政策の執行を支えるその他の事務事業・経費
区計画
政策体系別計画事業費

• 市民が心の豊かさを感じることのできるよう、また、地域に根ざした文化芸術活動の育成・振興のためには、文化芸術活動への参加や文化芸術に触れる機会が必要です。
• 文化事業推進のパートナーである文化財団による、効率的かつ効果的な事業運営がより一層求められています。
• 市民による文化芸術活動の振興には、資金の確保に向けた取組が必要となります。

• 「文化芸術振興計画」に基づき、文化芸術振興施策を総合的・計画的に推進します。また、特に、重点的に取組む事業については、「文化アセスメント」の対象として評価・検証を行い、計画の着実な推進を図ります。
• 市民の文化芸術活動への参加や文化芸術に触れる機会として、「かわさき市美術展」、「かわさき市民アンデパンダン展」、「かわさき演劇まつり」等を開催します。
• 文化財団が、自ら管理運営する施設を連携させ、また、自主事業の充実を図り、より一層の文化芸術振興に取り組みます。
• 文化芸術の振興に関心のある市民や団体、企業等から、文化芸術振興基金への寄付の促進や基金の活用方法を検討します。

• 「音楽のまち・かわさき」の定着に向け、中核施設であるミューザ川崎シンフォニーホールを積極的に活用してきましたが、さらなる定着と推進に向け、市民が良質で優れた音楽芸術を身近に享受できる機会があることが重要となります。
• 「アートセンター」を新たな芸術文化の創造拠点として、地域の文化資源を活かした、民間主体によるさまざまな取組が始まっています。これらの取組を継続・発展させながら、市域全体により良い効果をもたらすまちづくりを推進していくことが必要です。

• 海外オーケストラによる演奏会をはじめ、子どもから高齢者まで、良質な音楽を気軽に親しむことができる「フェスタサマーミューザ」を開催します。
• 新百合ヶ丘駅周辺を中心に、「アートセンター」をはじめとする地域資源を活用した、民間主体による「芸術のまちイベント」を開催し、文化芸術活動に触れる機会を提供するとともに、文化芸術活動の育成を図ります。

• 心の豊かさや生活の質の向上に向けて、市民が優れた文化・芸術にふれあい、学ぶ機会を得ることができる、市民の文化・芸術活動の場を提供することが求められています。
• 市内にある文化・博物館施設は、地域の文化資源であり、歴史や自然、芸術などに関する資料や情報を収集・保存・展示するなど、市民文化の向上を図っています。これらの施設では、経営の効率化と、市民ニーズを反映した魅力ある博物館活動等の展開により集客力を強化することが求められています。

• 文化・博物館施設などの地域資源を有効に活用することにより、市民の文化・芸術活動の振興を図ります。
• 2011年度に再整備が完成する青少年科学館については、生田緑地の利便性向上に向けて、ビジターセンター、総合インフォメーション施設、レストハウスの整備をあわせて実施します。
• 藤子氏の作品の有効活用と新たな魅力発信拠点として、2011年度の「藤子・F・不二雄ミュージアム」開館に向けた取組を進めます。

• 市内各地の文化財は川崎市の歴史や文化を理解するために重要であり、文化の向上・発展の基礎となるものであるため、文化財の調査、保護、活用に努めるとともに、市民と協働で文化財を保護・活用して魅力ある地域づくりを進めていく必要があります。

• 文化財の所在状況等を把握するための調査、市内重要遺跡の調査等を実施し、データの集積とデータベース化を進め、特に重要な文化財の場合には文化財指定を行っていきます。
• 指定文化財については、適切に保存されるよう所有者に助言、指示、助成を行います。
• 文化財ボランティア等の育成・支援を行うとともに市民との協働による文化財の公開なども推進します。
• 本市の歴史的原点ともいえる重要な遺跡である橘樹郡衙（たちばなぐんが）推定地については、初期正倉群跡を保存整備し、市民による活用機会の充実を図るとともに、市民との協働による周辺の文化財も含めた地域資源全体としての活用や維持管理に取り組みます。