プラン8 川崎の魅力を育て発信する取組
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状況認識と本市の課題
- 市内の音楽資源や人材の存在は比較的見過ごされてきましたが、複数の音楽教育・研究機関、音楽を愛好する市民や企業によるアマチュア合唱団、吹奏楽団やオーケストラ等数多くの音楽活動を行う団体が存在し、多彩な音楽イベントが行われるなど、音楽活動が活発に行われています。また、市民・企業等による多様な文化・芸術を振興することにより、うるおいのある豊かな市民生活の実現や個性と魅力が輝くまちづくりの促進が求められています。
- 川崎駅周辺には複数のシネマコンプレックスや商業施設など、新たな集客施設が誕生し、若者で賑わうようになっています。また、本市の観光事業は、イベント事業を中心に展開されてきましたが、今後は地域に根ざした資源に光をあて、市民・民間主導の観光・集客事業の奨励や育成に力を入れ、観光・集客型産業を育成するとともに、多様な観光資源を創出し、都市イメージの向上を図っていくことが必要です。
- 本市では、川崎フロンターレや東芝野球部など、川崎をホームタウンに日本のトップレべルの各種競技チーム・アスリートが活躍しています。こうしたトップチーム・トップアスリートの活動支援や、市民との交流などを進める中で、スポーツを通した川崎の魅力づくりを進めていくことが求められています。
- 地域資源としての多摩川の認識は高く、市民意識実態調査の結果では、施設や自然スポットの評価として川崎大師についで2位となっています。しかし、多摩川にある施設については、各々管理主体が違うことなどから、必ずしも市民にとって利用しやすい環境ではなく、また多摩沿線道路などが市街地と多摩川を分断しており、多摩川へのアクセス環境の改善が課題となっています。
アクションプログラム
川崎が持つ特徴や長所、地域資源などを有効に活かしながら、市民がいつまでも愛着と誇りが持てるまちづくりと、本市のイメージアップを図る施策に総合的に取り組みます。
音楽のまち・かわさきの推進
- 「音楽のまち・かわさき」推進協議会の活動支援及びNPO化支援
・音楽のまち・かわさきの定着に向けて、活動の中心的役割を果たす推進協議会の活動を支援するとともにNPO化を支援
(2007年度の推進協議会のNPO化に向けて活動支援を継続) - ミューザ川崎シンフォニーホールを拠点とする「音楽のまち・かわさき」の推進
・世界水準の良質な魅力ある公演などによる川崎からの情報発信
文化芸術の振興
- 文化芸術振興条例(2004年度 制定)に基づく文化・芸術の振興
・文化芸術振興計画の策定による市民・企業が主体的に行う文化芸術活動の振興
・地域文化芸術活動の場の整備
(2006年度 川崎駅西口堀川町地区市民文化施設完成 2007年度 アートセンター完成)
観光・集客施策の推進
- 観光振興プラン(2004年度 策定)に基づく観光振興事業の推進
・産業資源や地域資源などの地域の個性を活かした民間主導の産業観光などの振興
・観光、ビジネス等、さまざまな目的で本市を訪れる来訪者に対応できる観光・集客型産業の育成
シティセールスの推進
- 都市イメージの向上を図るための戦略的な情報の発信イメージアップ事業の展開
(2005年度 イメージアップ事業認定制度創設)
ホームタウンスポーツの振興
- 市民・地域・行政が一体となったホームタウンスポーツ活動の支援体制づくり
- 各競技チームの地域密着化の促進
- プロスポーツクラブ等との連携による国際的、全国的に活躍する選手の育成
- 国際大会・全国大会の誘致など、大規模スポーツイベント等を通した川崎の魅力発信
多摩川の魅力を育てる取組
- 多摩川に関連する施策の総合的展開に向けた計画の策定(2006年度 計画策定)
- 多摩川と周辺市街地を含めた景観形成の推進(2006年度 景観形成ガイドラインの策定)
- 市民交流や活動団体、流域自治体などの連携による広域的ネットワークの形成
- 桜並木の復活に向けた取組(2006年度 大師河原地区事業着手 2007年度 幸区船着場周辺地区事業着手)
- 市民活動拠点の整備及び活動支援(2006年度 2007年度完成に向けて整備着手)
- スーパー堤防事業(国事業)と連携した市街地から多摩川へのアクセス改善
- 運動施設・駐車場・トイレ・水飲み場・サイクリングロードなどの整備や維持管理による利用環境向上
(2005年度 駐車場の管理・有料化の実施)
施策計画
お問い合わせ先
川崎市総務企画局都市政策部企画調整課
住所: 〒210-8577 川崎市川崎区宮本町1番地
電話: 044-200-2550
ファクス: 044-200-0401
メールアドレス: 17kityo@city.kawasaki.jp
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