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3 分野別の重点施策 基本政策4「活力と魅力あふれる力強い都市づくり」

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基本政策4「活力と魅力あふれる力強い都市づくり」

 魅力ある都市拠点や、これらを結ぶ交通環境の整備を総合的に推進するとともに、新たな産業の創出や、市内中小企業の振興など、本市の強みを活かした産業都市づくりを進めてまいります。

 また、スポーツや文化芸術の振興に取り組むなど、市民が愛着と誇りを持つことのできる、活力と魅力にあふれたまちづくりを進めてまいります。

 こうした取組を通じて、便利で快適に暮らせる、人も企業も元気で活気にあふれたまちづくりを重点的に推進してまいります。

 

 川崎の発展を支える産業の振興として、アジアを中心とした海外での事業展開支援の強化につきましては、今後成長が見込まれる海外市場において、市内企業が円滑に販路開拓を行えるよう、越境ECサイトを再構築し、顧客の拡大に取り組むとともに、JETROやKOBSなどと連携しながら、企業間ビジネスの創出に取り組むなど、市内企業の販路拡大を支援してまいります。

 また、市内中小企業へのESGファイナンスの普及・促進に向け、ESG経営等に関するセミナーを新たに実施するほか、企業がESGファイナンスを活用するための費用の一部を助成するなど、企業の価値向上につながる取組を支援してまいります。

 魅力と活力のある商業地域の形成につきましては、北部市場において、PFI事業手法を活用した全面的な機能更新に向け、事業者公募の手続きを進めるとともに、南部市場においては、附属機関からの答申を踏まえた運営方針の策定に取り組むなど、市民に親しまれる、持続可能な卸売市場の構築に向けた取組を推進してまいります。


 新たな産業を創出する取組として、ベンチャー支援、起業・創業の促進に向けましては、起業家支援拠点「K-NIC」において、優れた技術を強みとしたビジネスアイデアの事業化支援を強化するとともに、ベンチャー企業とその成長戦略を担う経営人材とのマッチング支援を新たに実施するなど、起業から成長段階に応じた継続的な支援により、成長を促進できる環境構築を図ってまいります。

 

 生き生きと働き続けられる環境づくりとして、人材を活かすしくみづくりにつきましては、「キャリアサポートかわさき」において、求職者の多様なニーズに応じた総合的な就業支援を実施するとともに、「コネクションズかわさき」において、若年層の職業的自立を支援してまいります。

 

 臨海部のカーボンニュートラル化の実現に向けましては、「川崎カーボンニュートラルコンビナート構想」に基づき、水素を軸としたエネルギーの供給拠点の形成に向け、液化水素サプライチェーンの商用化実証を円滑に進めるとともに、拠点形成に係るインフラ整備等の民間プロジェクトを着実に推進するため、国のGX基本方針を踏まえ、関係企業・機関との調整を進めてまいります。

 臨海部を活性化する取組につきましては、扇島地区のアクセス強化に向けた基盤整備に係る設計業務に着手するなど、大規模な土地利用転換を着実に進めてまいります。

 また、キングスカイフロントにおきましては、官民連携によるさまざまなプロジェクトの社会実装が進んでおりますので、引き続き、新産業の創出を図る環境づくりを推進してまいります。

 さらには、臨海部の交通ネットワークの形成に向け、交通拠点となる大師橋駅前広場の整備に取り組んでまいります。

広域連携による港湾物流拠点の形成につきましては、引き続き、国と連携しながら「臨港道路東扇島水江町線」の整備を進めるとともに、東扇島小型船溜まりの整備を進め、川崎港の利便性向上や防災機能の強化を図ってまいります。

 また、低未利用地等を活用しながら太陽光パネルを設置するほか、官公庁船としては全国初となる電気推進船を新造するなど、川崎港のカーボンニュートラル化に向けて、取組を推進してまいります。


 魅力ある都市拠点の整備として、広域拠点の形成につきましては、京急川崎駅西口地区において、再開発組合の設立に向けた取組を進めるとともに、ゆとりある歩行者空間の形成に向けた基盤整備を進めてまいります。

 また、広域的な集客を望める多様な都市機能を導入するため、アリーナやホテル・商業施設等の整備を促進してまいります。

 武蔵小杉駅周辺では、「小杉駅北口駅前まちづくり方針」の実現に向け、「(仮称)小杉町一丁目計画」の都市計画決定に向けた取組を推進するなど、引き続き、民間開発の適切な誘導と支援を行い、商業・業務・都市型住宅等がコンパクトに集積した、個性と魅力にあふれた拠点形成を推進してまいります。

 新百合ヶ丘駅周辺地区では、交通量の増加等の課題を踏まえ、駅周辺の渋滞緩和に向けて早急に取組を進めるとともに、賑わいの創出等に向けた土地利用転換の誘導及び都市基盤改良、横浜市高速鉄道3号線延伸を見据えた交通結節機能の強化など、ハード・ソフト両面での段階的な取組を進めるため、まちづくり方針の策定に取り組んでまいります。

  個性を活かした地域生活拠点等の整備につきましては、鷺沼駅周辺では、交通結節機能の強化を図るとともに、地域生活拠点にふさわしい都市機能を誘導するため、市街地再開発事業の取組を着実に推進してまいります。

 併せて、公共施設の再整備に向けて、市民館・図書館の実施設計及び区役所の基本的な考え方を取りまとめてまいります。

 また、登戸・向ヶ丘遊園駅周辺では、まちづくりビジョンに基づき、登戸駅前地区において、再開発組合の設立に向けた取組を進めるとともに、向ヶ丘遊園駅南側地区においては、生田緑地の玄関口としてふさわしいまちを目指し、公共交通機関だけでなく、さまざまな移動手段が利用しやすい駅前空間づくりに向けた取組を進めてまいります。

 

 良好な都市環境の形成に向けた取組として、安全で快適なまちづくりの推進につきましては、自然災害の激甚化・頻発化や、超高齢社会の到来等の将来の人口動向を踏まえ、「立地適正化計画」を策定し、持続可能なまちづくりを推進してまいります。

 また、森林環境譲与税の配分見直しによる影響が見込まれる中におきましても、引き続き、さまざまな木育イベントや、国産木材を利用した公共施設等の木質化に加え、民間事業者等と連携しながら木材利用促進フォーラムを運営するなど、より多くの市民に、木のぬくもりを感じてもらうとともに国産木材の利用を促す取組を進めてまいります。

 

 総合的な交通体系の構築に向けた取組として、広域的な交通網の整備につきましては、横浜市高速鉄道3号線延伸に向けて、横浜市と連携し、国や鉄道事業者等との協議・調整を進めてまいります。

 また、本市の都市機能や、市内外の拠点間の連携を推進する交通機能の強化を図るため、国道357号等の国直轄道路の整備を促進するなど、広域的な幹線道路網の整備に向けて取り組んでまいります。 

 市域の交通網の整備につきましては、骨格的な幹線道路ネットワークの形成や、広域拠点・交通結節点の機能強化、及び道路の防災・安全性の向上を図るため、引き続き、国道409号や世田谷町田線等の整備を進めるとともに、道路交通の円滑化、利便性の向上や防災機能の強化を図るため、「(仮称)等々力大橋」や「末吉橋」等の整備を着実に推進してまいります。

 また、鉄道事業者と連携した連続立体交差事業につきましては、京浜急行大師線の小島新田駅から東門前駅までの工事完了に向けて取組を進めるとともに、JR南武線における都市計画手続きを進め、事業に着手するなど、踏切に起因する渋滞や事故の解消等に向けた取組を推進してまいります。

 身近な交通環境の整備につきましては、全国的に運転手不足等が深刻化し、路線バスの持続可能性が危惧される中、今後もまちの価値を保ち続けるためには、基幹となるバス路線の維持が不可欠であるとともに、これを補完するコミュニティ交通の役割が一層重要になるものと考えております。

 今後も早期の本格運行を目指し、民間事業者が実証実験に取り組みやすいしくみを導入するなど、支援の拡充を図ってまいります。

 また、バス路線の維持に向けて、国と連携しながら、「自動運転レベル4」でのバス運行に向けた実証実験を実施してまいります。

 市バスの輸送サービスの充実につきましては、輸送安全性の確保や、快適で利用しやすいサービスの提供に努めるとともに、市バスとして初めてEVバスを試験的に導入するなど、脱炭素社会の実現に向けて取り組んでまいります。

 また、今年は、市制100周年に加え、本市の交通事業開始から80年の節目の年となるため、身近な公共交通として親しんでもらえるよう、さまざまな記念事業を展開するとともに、引き続き、市民の生活を支える公共交通機関として、市バスネットワークの維持を図ってまいります。

 

 スポーツ・文化芸術の振興を図る取組として、スポーツのまちづくりにつきましては、若者文化の発信に向けて、ジャンプロープのアジア選手権等の本市での初開催に向けた支援に取り組むとともに、若者文化創造発信拠点であるカワサキ文化会館のこれまでの成果を引き継ぐ新たな拠点の整備に着手してまいります。

 また、パラスポーツの取組として、車いす部門を創設した多摩川マラソンや、ボッチャの全国大会については、今年も規模を拡大し実施してまいります。

 引き続き、世界的な大会の誘致や開催支援、パラスポーツの普及・促進など、誰もが気軽にスポーツを楽しめる環境づくりを推進してまいります。

 さらに、活躍が目覚ましいかわさきスポーツパートナーと連携し、市制100周年を記念したさまざまな事業を実施するなど、スポーツを通して本市の魅力・活力を高めるまちづくりに取り組んでまいります。

 文化芸術活動の振興につきましては、アートを介してコミュニティを形成する取組として、東京藝術大学と連携し、人・モノ・コト・場所をつなぐ活動を支援する取組を新たに開始するなど、誰もが文化芸術に触れ、参加できる「アート・フォー・オール」の取組を進めてまいります。

 また、市民ミュージアムにつきましては、引き続き収蔵品の修復等を行いながら、市民に身近な場所で企画展や教育普及事業等を展開するほか、新たなミュージアムの整備に向け、開設地や想定施設規模などを示す基本計画を策定するなど、着実に取組を進めてまいります。

 

 戦略的なシティプロモーションにつきましては、市制100周年の機会を通じて、ブランドメッセージへの共感を、あらゆる施策・取組、民間事業者等との連携により喚起するとともに、川崎の魅力を再発見していただくことで、シビックプライドの更なる醸成に取り組んでまいります。

 また、この機会に市民が、川崎の歴史や文化を身近に感じられるように、親しみやすく、手に取りやすい、新しいかたちの「川崎市史」の作成に向けた取組を開始してまいります。

 観光の振興につきましては、引き続き、観光協会や民間事業者等と連携したプロモーション活動を行うとともに、インバウンド誘客を促進する取組として、外国人観光客の動態分析等を行い、川崎の観光資源を活かした魅力的なコンテンツを創出してまいります。

 また、川崎夜市や花火大会など、市制100周年を記念したさまざまなイベントを実施し、市内観光の活性化に寄与する取組を推進してまいります。

 

 デジタル化の推進につきましては、昨年本格稼働した「オンライン手続かわさき(e-KAWASAKI)」の利用拡大など、デジタルファーストの行政サービスの提供に取り組むとともに、川崎区の2つの支所で、機能再編に伴う負担軽減の取組の一環として、区役所に来庁しなくても相談ができる、遠隔相談システムを導入するなど、更なる市民利便性の向上を図ってまいります。

 また、市役所内部のデジタル化として、導入効果の高い業務・部署を対象に、「対話型の文書生成AI」を部分的に導入するとともに、職場の課題分析や業務改善支援、RPA等のデジタル技術の活用などにより、業務プロセス改革を推進し、業務効率化に向けた取組を進めてまいります。