ししる(令和6年度)
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ししる(「かわさき市史だより」をリニューアルしました!)
「ししる」では、新しいかたちの「川崎市史」が出来上がっていく様子や制作過程を順を追いながらリポートします!
「ししる」とは?
令和6年度に「かわさき市史だより」というタイトルで公表しましたが、より親しみをもってもらえるようにタイトルを見直しました。

「ししる」のタイトルは、制作目的の3つのポイントを踏まえています。
(1) 川崎市を『知って、関わって、好きになって』もらう
(2) 本市の歴史や文化を知ってもらい、次世代につなげる
(3) 「新しいかたちの川崎市史」をつくる
これら3点を「伝える(伝わる)」ことを目指しています。
その他、「実際にやってみて知る」という「為知る(ししる)」という言葉も踏まえたものです。
ししる vol.3
市民ワークショップ「みんなで魅力的な記念市史を作ろう!」開催

このワークショップでは、「グラフィックレコーディング」という手法を採用しています。グラフィックレコーディングはいわば【絵の議事録】で、会場の意見を即座にイラスト化して要約します。
(注)このvol.3で登場する「記念市史」とは、令和6年度のワークショップ等で使っていたキーワードです。新しいかたちの川崎市史(川崎の歴史の本)を意図した言葉です。
第1回 川崎のイメージをグラフィックにする

1月25日に開催した第1回の活動では、グラフィックレコーディングを活用して川崎についてのイメージをまとめました。
前半は、3班に分かれてのグループワークです。班のメンバーどうしで会話をしながら、川崎に対してもっているイメージや特徴などを付せんに書きだし、それを川崎市の地図が大きく印刷された模造紙に貼っていきました。最初は少し緊張されていた参加者の方々も、「川崎」の魅力について話しだすと、表情が明るくなりました。
後半では、各グループから発表される川崎の特徴を、グラフィックファシリテーター(長縄さん)が即座にイラストにして地図に書き込み、参加者全員の意見の入ったカラフルなイメージマップをつくりました。

第2回 イメージマップを完成させ、キャッチコピーを考える

2月1日開催の第2回では、第1回で付せんを貼り付けた白地図を眺め、「共感できる」「より詳しく知りたい」と感じるイメージや特徴が書かれている付せんに丸シールを貼る「投票」を行いました。そして、得票数が多かった意見を絵地図に描き加え、いよいよ、川崎市のイメージマップが完成しました!

イラストで視覚化されたことで、川崎の魅力が直観的にわかりやすくなりました。
そして後半では、「完成したイメージマップのキャッチコピーを考えよう」という議題を通して、記念市史の書名へ想像を広げました。キャッチコピー案としては、市の人口から着想した「155万通りの愛の街」、多様性を表した「カワサキカラー」、市民それぞれの物語を表した「HistoryよりMy Story」などユニークなキーワードも出てきました。
第3回 川崎の歴史の本に載せる「テーマ史企画案」を考える

2月8日開催のワークショップ最終回では、記念市史に載せたい企画案を考えました。
いったん3班に分かれて、それぞれが考えてきたアイデアを議論したのち、参加者全員が車座になって、ひとりずつ意見を発表しました。
今回もグラフィックレコーディングを活用し、長縄さんが参加者の似顔絵と共に意見をイラスト化していきます。参加者発信の企画はとても斬新でバラエティ豊か。プロの書籍編集者もうなるようなアイデアも多数ありました。3回目ということもあり、参加者のみなさん同士も打ち解けて、談笑しながら企画案を出し合う和やかな会になりました。

全3回をふりかえって
参加者からは「さまざまな意見や考えを聞いて川崎の見方が変わった」「グラフィック(絵)でみることでイメージしやすかった」「記念市史の出来上がりが楽しみ」などの感想が寄せられました。川崎市の魅力や「川崎らしさ」を語り合うワークショップを通じて、参加者のみなさんから数多くの貴重で有意義なアイデアをいただくことができました。これらのアイデアをもとに、記念市史のコンテンツを、更にさらに面白いものにしていきます!
ししる vol.2
第2回編集懇談会を開催!

2024年12月26日、中原区内の川崎市総合自治会館で、第2回編集懇談会を開催しました。
今回の懇談会では「年表」と「目次」について意見交換しました。
委員には昨年11月に市内3つのイベント会場で市民から募集したアンケートの集計結果と、アンケートからいただいたいろいろな意見・アイデアを取り込んだ目次(のもとになる)素案を提示しました。
また、今回はより近い距離で意見が交わせるよう、机は並べない車座形式としました。
年表ってじっくり読む? 読まない?

「さっと見て必要なところだけ確認する」、「歴史に苦手意識があって飛ばしてしまう」など、年表の優先度は低いようです。
それでは、どのような年表なら読みたくなるか、委員のみなさんから主に次のようなアイデアをいただきました。
・写真などのビジュアルがあったり、年代ごとに色分けされていると見やすい。
・地図と連動していたら、どの場所の出来事か分かりやすいのでは。
・年表の出来事を、目次や本文と連動させるとおもしろいと思う。
・川崎の歴史に紐づいた日本の歴史ものせるといいと思う。
「単に出来事だけを並べるのでなく、川崎のアイデンティティが見えるような歴史年表にしたら」という意見には、他の委員もうなずいていました。
「思わず読みたくなるような」「川崎らしい」歴史コンテンツとは?

続いて、アンケート結果を踏まえ構成した目次(のもとになる)素案を見ながら「読みたくなる」、「興味がわく」目次や、「川崎らしい」コンテンツとはどのようなものかについて意見を交わしました。
・川崎フロンターレがなぜ日本一になったか、川崎ゆえの経緯や理由を取り上げたら。
・テーマの1つとして「食」も入れてみたら。
・川崎が日本で初めて「子どもの権利に関する条例」をつくったことも盛り込んだら。
・戦争のことや川崎大空襲にまつわるトピックスは外せない。
・環境問題や公害をどのように改善・克服してきたかをクローズアップしたら。
・川崎が成長してきた経緯や様子が分かるコンテンツを読みたい。
などなど、委員のみなさまからは“川崎愛”に溢れる多くのアイデアや意見をいただきました。
ししる vol.1
みんなで「川崎の歴史の本」をつくるプロジェクト、始動!

川崎の歴史や文化についてもっと知ってもらい、もっと関わってもらい、もっと好きになってもらえるような、そして川崎をもっと楽しめるような1冊を目指します。
2024年10月31日、中原区内の川崎市総合自治会館で、第1回編集懇談会を開催しました。
年代・性別・経験・知見のさまざまな15名の委員に集っていただきました。市民活動に携わる方、大学教授、情報発信に長けた方、学生などさまざまな専門分野を持つ委員で、共通しているのは「川崎が大好き!」と思いです。
この懇談会は、これから約3年にわたり制作していく過程の川崎の歴史の本に対し、アドバイスや意見を提供していただきます。
どんな人に、どんな“歴史”を届けたい?

どんな人に届けるか、について「子どもや市外の人に“川崎ってこんなに楽しいところだ”と知ってほしい」、「日本の高度経済成長を支えた人たちも大事にしたい」という意見や、「子どもは学校で川崎の歴史を習うけれど、途中で引っ越してきた親は川崎を知る機会がない」という指摘もありました。
「もっとわかりやすい地元発の川崎の情報があると面白い」、「地元の意外で少し面白いことを知ると、たまたま住んでいても地域に愛着がわく」など、歴史を知ると地元愛が深まるというコメントも示され、歴史の本への大きな期待がにじみ出ていました。
懇談会では、委員らがお互いの意見にうなずきながら耳を傾けて、刺激を受け合う様子が特に印象的でした。川崎に対する熱い思いが伝わってくる懇談会となりました。
アンケートでは 3,000件の回答が寄せられました!


パネルでのアンケート(上の写真はその様子)とWebアンケートから、約3,000件の回答をいただきました!
また、アンケートブースには「川崎市名所VR」も設置しました。このVRゴーグルを装着すると、川崎市の名所が360度の立体動画で再生されVRの不思議な感覚が楽しめます。来場した子どもたちが興味しんしんに体験していました。
お問い合わせ先
川崎市総務企画局コンプライアンス推進・行政情報管理部公文書館
住所: 〒211-0051 川崎市中原区宮内4丁目1番1号
電話: 044-733-3933
ファクス: 044-733-2400
メールアドレス: 17koubun@city.kawasaki.jp
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