平成12年度ダイオキシン類環境測定結果
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1 調査目的
川崎市内のダイオキシン類による環境汚染状況を把握することを目的として、大気の調査を実施したものです。
2 調査期間
平成12年5月から平成13年3月まで
3 調査方法
試料採取方法及び測定方法は、「ダイオキシン類に係る大気環境調査マニュアル,平成12年5月,環境庁大気保全局大気規制課」に基づいて行いました。
4 調査地点
- 一般環境(定期調査):3地点(年4回測定)
<大師健康ブランチ,中原保健所,生田浄水場> - 発生源周辺環境大気調査:28地点(年2回測定)
※地点名は,調査結果を参照してください。
5 調査結果
(1)一般環境
一般環境測定所での測定結果は次の表のとおりです。いずれの測定所とも,環境省が定めた大気環境基準0.6pg-TEQ/m3に適合していました。
試料採取日 | 濃度(pg-TEQ/m3) |
---|---|
H12.5/23~24 | 0.24 |
H12.8/22~23 | 0.29 |
H12.11/21~22 | 0.10 |
H13.2/6~7 | 0.19 |
年平均値 | 0.21 |
試料採取日 | 濃度(pg-TEQ/m3) |
---|---|
H12.5/23~24 | 0.29 |
H12.8/22~23 | 0.11 |
H12.11/21~22 | 0.064 |
H13.2/6~7 | 0.17 |
年平均値 | 0.16 |
試料採取日 | 濃度(pg-TEQ/m3) |
---|---|
H12.5/23~24 | 0.25 |
H12.8/22~23 | 0.13 |
H12.11/21~22 | 0.059 |
H13.2/6~7 | 0.21 |
年平均値 | 0.16 |
備考:大気環境基準は,年平均値として0.6pg-TEQ/m3以下。
(2)ごみ処理センター周辺環境大気
各処理センター周辺環境大気の測定結果は次の表のとおりです。いずれの測定地点とも,環境省が定めた大気環境基準に適合していました。
測定地点 | 試料採取日 H12 8/30~31 | 試料採取日 H13 1/11~12 | 年平均値 |
---|---|---|---|
京町小学校 | 0.055 | 0.27 | 0.16 |
南河原小学校 | 0.054 | 0.22 | 0.14 |
古市場小学校 | 0.056 | 0.67 | 0.36 |
宮前小学校 | 0.081 | 0.27 | 0.18 |
田島小学校 | 0.085 | 0.28 | 0.18 |
南加瀬小学校 | 0.034 | 0.25 | 0.14 |
桜本小学校 | 0.10 | 0.28 | 0.19 |
浅田小学校 | 0.072 | 0.25 | 0.16 |
測定地点 | 試料採取日 H12 8/28~29 | 試料採取日 H13 1/15~16 | 年平均値 |
---|---|---|---|
久末小学校 | 0.065 | 0.10 | 0.083 |
新城小学校 | 0.044 | 0.14 | 0.092 |
末長小学校 | 0.059 | 0.15 | 0.10 |
新作小学校 | 0.047 | 0.052 | 0.050 |
青少年の家 | 0.047 | 0.22 | 0.13 |
西野川小学校 | 0.045 | 0.15 | 0.098 |
下作延小学校 | 0.14 | 0.17 | 0.16 |
宮前平中学校 | 0.12 | 0.14 | 0.13 |
測定地点 | 試料採取日 H12 8/24~25 | 試料採取日 H12 11/27~28 | 試料採取日 H13 1/17~18 | 年平均値 |
---|---|---|---|---|
稗原小学校 | 0.13 | 0.083 | 0.54 | 0.25 |
菅生中学校 | 0.12 | 0.039 | 0.32 | 0.16 |
長沢小学校 | 0.20 | 0.030 | 0.29 | 0.17 |
西生田中学校 | 0.20 | 0.046 | 0.47 | 0.24 |
麻生小学校 | 0.11 | 0.038 | 0.38 | 0.18 |
白山小学校 | 0.17 | 0.028 | 0.34 | 0.18 |
虹ケ丘小学校 | 0.15 | 0.11 | 0.69 | 0.32 |
東柿生小学校 | 0.16 | 0.047 | 0.37 | 0.19 |
王禅寺ふるさと公園 | 0.049 | 0.052 | 0.47 | 0.19 |
日吉公園近傍 | 0.11 | 0.038 | 0.31 | 0.15 |
健康とふれあいの 広場南側近傍 | 0.89 | 0.20 | 0.34 | 0.48 |
王禅寺処理センター内 空缶貯留 | 0.069 | 0.042 | 0.36 | 0.16 |
(参考)用語の解説
1 ダイオキシン類
ダイオキシン類対策特別措置法(平成12年1月15日施行)では,ポリ塩化ジベンゾフラン(PCDF),ポリ塩化ジベンゾーパラージオキシン(PCDD)及びコプラナーポリ塩化ビフェニル(コプラナーPCB)を「ダイオキシン類」としています。
2 pg(ピコグラム)
重量を示す単位で,1兆分の1グラムを指します。
3 TEQ(毒性等量)
「ティー・イー・キュー」と呼び,ダイオキシン類の量をダイオキシン類の中で最も強い毒性を有する2,3,7,8-TCDD(4塩化ジベンゾーパラージオキシン)の量に換算していることを示す記号です。
4 ダイオキシン類に係る環境基準
- 大気環境基準:0.6pg-TEQ/m3以下(年平均値)
お問い合わせ先
川崎市環境局環境対策部環境保全課
住所: 〒210-8577 川崎市川崎区宮本町1番地
電話: 044-200-2516
ファクス: 044-200-3921
メールアドレス: 30hozen@city.kawasaki.jp
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