水痘
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別名『水ぼうそう』
水疱の内容物や気道分泌物の中にいる水痘帯状疱疹ウイルスの感染によって起こる伝染力の強い感染症です。合併症などは少ない病気ですが、発疹のかゆみが強いので、眠れないこともあります。かき傷が化膿しないように注意しましょう。
潜伏期間10~21日

かかりやすい年齢と季節
罹患年齢のほとんどが9歳以下です。
発生は毎年12~7月に多く、8~11月には減少しています。

症状
- 発熱と同時におなかや背中に、赤い発疹ができる。
- 発疹は水疱となり、急激に全身に広がる。
顔や、頭さらには口の中や結膜、陰部にもできる。
- 水疱は3~4日ののち乾燥し、黒褐色のかさぶたとなる。
- 通常はあとを残さず治る。

水疱

かさぶたになった発疹

熱・発疹のでかた

気をつけたいこと
- 一度かかると二度と水痘にはかかりませんが、ウイルスは長く体内の神経節細胞内に居残り、体の抵抗力が衰弱したときなどに再び活性化し、帯状疱疹という病気になります。
- 帯状疱疹
- 高齢者に多い病気ですが、水痘に未感染の子供が接触すると、水痘を発病することがありますので注意が必要です。
- 症状は、体の左右どちらか一方の神経に沿って赤い丘疹や水疱が帯状に現れます。
- 治療は、より早期に抗ウイルス薬の投与を受けることが大切です。痛みが続く場合は、合併症のおそれがありますので、医療機関を受診しましょう。
- 50歳以上の方を対象としたワクチン(任意接種のため、費用は自己負担です。)があります。発病を完全に防げるわけではありませんので、免疫力が低下しないよう、日頃からの体調管理が大切です。
お問い合わせ先
川崎市健康福祉局保健医療政策部感染症対策課
住所: 〒210-8577 川崎市川崎区宮本町1番地
電話: 044-200-2441
ファクス: 044-200-3928
メールアドレス: 40kansen@city.kawasaki.jp
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