いま、家族・地域とつながる想い作品公開(21作品目~27作品目)
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「いま、家族・地域とつながる想い」作品公開!!
新型コロナウイルス感染症対策として、人と人との距離を保ち、できるだけ家にいるなど感染防止の行動を求められる日常生活の中で、家族や地域の人とのつながりの大切さを感じるエピソードやイラスト等の作品を募集しましたのでご紹介します。緊急事態宣言が解除された令和2年5月25日から、「家族や地域の人とのつながりを大切にし、体験や作品を宮前区民と共有したい方」を対象に募集したところ、区内外から27作品の応募がありました。募集内容は、(1)自粛生活の中で感じた、ほっとする、人と人とのつながりを感じたエピソード、又は、(2)自粛生活中に作ったモノを撮った写真と、家族や地域とつながるコメントです。区民の皆様の地域包括ケアシステム「地域のつながり・支え合いのしくみ」を考えるきっかけづくりになればと考えています。
※作品一覧はこちら
No.21
「お菓子作り、楽しいね!」
(ぱくぱくマカロンさん・42歳)
娘から「お菓子を作りたい!」とのリクエスト。普段はお菓子作りなんてしない私もせっかく一緒にいられるんだから、と挑戦することにしました。
おじいちゃんとおばあちゃんにも「美味しいね!」とたくさん言ってもらえて、作る人も食べる人も笑顔にする小さなパティシエが誕生しました。
No.22
「忘れな草」
(カメちゃんさん・59歳)
以前刺繍を習っていて、コロナの不安がある中、一針一針刺していると不思議と心が落ち着きました。母の好きな花です。
No.23
「バインダーノート・手さげかご」
(有馬いこいの家DIYサークルのみなさん)
有馬いこいの家でDIYのサークルを月2回行っていましたが、施設が使えなくなり各自自宅でかごを編んだり、100円ショップでクリアファイルを購入し、手帳を作りました。中のノートが見えない様に布を張り、布にそれぞれ刺繍することで、オリジナルな作品に仕上げ、友達にあげたり、娘さんに送ったり一針一針、心を込めて仕上げました。
世界で一つだけの作品です。
No.24
「取り忘れのズッキーニ」
(うただんごさん・12歳)
休校中は、お父さんに頼まれ毎日畑に行き、ズッキーニの収穫を手伝いました。お父さんが見逃したズッキーニをみつけたら10円~30円(大きさによる)もらえるので楽しかったです。
もらったお金は、アイスになりました。
No.25
「似顔絵入りの『民生委員だより』で心を繋ぐ」
(宮前第1地区民生委員児童委員協議会のみなさん)
宮前第1地区民生委員児童委員協議会では地域包括ケアシステム構築を目指し、子育て親子の出会い・交流の場として「子育てサロンはとポッポ」や高齢者が仲良く集えるカフェ「なかよしサロン」を毎月開催してきました。ところが、現在コロナ禍の中でこの様な事業が三密を避けるため開催できません。
また、日頃の「ひとり暮らし高齢者」の方の見守りも、感染拡大防止を考えると戸別訪問が難しい状況です。
地域包括ケアシステムの構築では、「地域の人と人との関係を大切に、繋がる事、そして顔が見える関係作りが一番大事」。そういった思いで今まで活動してきました。しかし、このコロナ禍ではそれは一番やってはいけない事で、活動できなくなってしまいました。
そんな中で私たち民生委員が日頃気になっている地域の方へ、「民生委員だより」という手紙をポスティングする事にしました。その「民生委員だより」には自分の似顔絵を入れました。
感染防止から、普段でもマスクをして顔の半分は隠れていることが多いです。表情が分からず、不安や寂しさがありますよね。
「民生委員だより」に似顔絵が入った事で、親しみを感じていただき、メッセージを添えることで、何か困ったら連絡・相談をしていただければとの想いです。時節の情報チラシを添えたり、工夫をしています。たまには迷惑にならない程度に、電話の利用も混ぜながらの活動です。
早くこのコロナ禍が過ぎ、今までの日常生活が戻ることを祈っています。
No.26
「リメイクハンドメイドマスク」
(岡田さん・44歳)
コロナ渦の今年の春。店頭にはマスクがなく、手作りしたくても、ガーゼ生地も店頭にありませんでした。そこで、息子と娘の洋服を整理して、サイズアウトしたガーゼ生地の服を探して、その生地をリメイクし、マスクをハンドメイドしました。実家の父母にも作り、送ってあげたら、孫の服で作られたマスクに喜んでくれて、私も嬉しかったです。着なくなった子どもの服も再利用できて、マスクを作る事ができて、父と母にも喜んでもらえて、いろいろな意味で嬉しかったです。
No.27
「白い月を見上げている親子」 (二郎さん・18歳)
いつも学校は15時くらいに終わり、だいたい17時くらいに最寄り駅に着く。もう、一日は終わりに近づいており、「夕飯とお風呂とテレビの時間」をテキトーに過ごせば、翌日なんて容易に迎えられる。
しかし、通常の学校でない時は違う。例えばテスト返却だけの日。午前中には学校が終わり、友達とお昼をダラダラ食べたとしても家に着くのは15時くらい。いつものように、一日の残りを「夕飯とお風呂とテレビ」だけで過ごすには時間が余ってしまう。家に帰って何をしていいかわからなくなる。
だから僕は、最寄り駅に着いたとき憂鬱な気分になる。15時となると、ギリギリ橙色の気配は感じられず、それが家に向かう足をさらに重たくする。夢のない高校生だからだろうか。
とりあえず今日は帰って何をしようか考えながら、足を進める。昨日は、お笑いの特番の録画を見たからいいけど、今日は時間を潰せるかな?等という不安を感じながら。
そんな中、最近帰り道にできた保育園の前に親子がいた。どうやら、いつもは17時ごろに通るから気づかなかったが、15時に親がここの子供のお迎えに来るらしい。すると、一人の男の子が空を見上げて言った。
「見て、白い月だ。」
すると、そのお母さんであろう人が
「ほんとだ。」
と言い、親子そろって白い月をぼーっと眺めていたのだ。
なんて素晴らしいのだろうか。あの男の子の可能性は無限大である。きっと世の中のさまざまなものを見ては、驚き、感動し、それをお母さんに共有するのであろう。そして、その度にお母さんは息子の成長に喜びを感じる。と、同時に息子の純真な目はいつまで続くのだろうかという不安を持つかもしれない。
そんな「白い月を見上げている親子」を見て、少しだけ今日の残りの時間の過ごし方を考えずに済んだ。
近所に保育園ができてよかった。
他の作品はこちら→(No.1~No.10)/(No.11~No.20)
お問い合わせ先
川崎市宮前区役所地域みまもり支援センター(福祉事務所・保健所支所)地域ケア推進課
住所: 〒216-8570 川崎市宮前区宮前平2-20-5
電話: 044-856-3300
ファクス: 044-856-3237
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