幸区パラリンピック採火式
東京2020パラリンピックの開催に伴い、川崎市では、7区がそれぞれの特性を踏まえ、聖火の種火を灯し、これを採火するイベント「幸区パラリンピック採火式」を行いました。
当日のイベントは現下の状況を踏まえ、観覧は関係者のみとさせて頂きましたが、自国開催のスポーツの祭典であることから、多くの区民の方々に関わりを持ってもらうため、幸区では多くの区民から「幸」にちなんだ想い等を寄せて頂き、パネルに貼り付け、皆様の想いをつないでいくとともに、完成したパネルを前に採火イベントを行う"区民参加型"のイベントとして行いました。
※採火式のダイジェスト映像を幸区Youtubeチャンネルにて公開中です。
視聴はこちらから外部リンク
採火式のテーマ(ねらい)
「地域のつながり」・「世代間のつながり」を表現し、未来へとつないでいく
実施概要
日時:令和3年8月9日(月・祝)
場所:幸区役所 ゆめひろば
採火代表者:山内 健資 さん(studio FLAT外部リンク所属)
山内健資(やまうちたけよし)さんは、障害のあるなしに関わらずアート活動を通じて社会参加できる支援を行う生活介護事業所「studio FLAT」に通うアーティストです。山内さんの作品の特徴は、オリジナルのストーリーと共にいろいろなキャラクターが生み出され、それぞれがユニークで愛嬌があるものばかりです。本市のノベルティグッズにイラストを提供頂いたり、地域交流のワークショップに参加するなど積極的に社会と関わった活動を行っています。
なお、種火となる火については、「新川崎・創造のもり」内にある「慶應義塾大学 新川崎(K2)タウンキャンパス」及び田島支援学校の生徒の協力により、火起こしを行いました。
集めた「想い」の活用方法
皆様から頂いた想い(短冊)を貼り合わせて合計9枚のパネルを作成しました。
9という数は、「かわさきパラムーブメント」で掲げている9つのレガシーを意味しています。
作成したパネルは採火式以降も、区庁舎や区のイベント開催に合わせて展示することで多くの方に見て頂く機会をつくります。
作成したパネル
パネルは全部で9枚作成し、両面それぞれに共通のテーマを設けてデザインしました。
今後、区のイベント等の機会を通じて展示する機会を設けます。展示する日程が決まり次第、本ページにて告知いたします。
「つなぐ」をテーマとした面
「つなぐ」を共通のテーマとして、幸区に関連するさまざまなロゴマークやデザインを「わたしの幸せ」が書いてある短冊で表しています。短冊はこれまで幸区を支えてきた町内会の方々や、これからの幸区を担う小・中・高校生の方々から寄せて頂きました。
「幸せ」を感じることは一人一人違います。パネルを通じて「幸せの多様性」を感じて頂きながら、みんなの幸せを未来の幸区へとつないでいきましょう。
デザイン:川崎市ブランドメッセージ
コンセプト:未来へつなぐ
説明:赤、緑、青という光の三原色をイメージした「川」のマークは、交じり合うことでどんな色にもなれる多様性や自由を表現しており、一人ひとりの想いが多彩な「色」となり、川崎の新しい未来への可能性を広げていく意味が込められています。令和6年に市制100周年を迎える川崎市、さらにその先の未来が誰もが暮らしやすい「最幸のまち」となることを目指しています。
デザイン:幸区シンボルマーク
コンセプト:区民をつなぐ
説明:幸区の頭文字「S」と無限大のマーク「∞」を組み合わせており、二つの輪がつながっていることで、区民の深いつながりと無限に成長するまちをイメージしています。地域に住む人の温かい気持ちと未来に向けてどこまでも成長する可能性にあふれた区を象徴したマークを皆様の幸せで表現しています。
デザイン:「区制50周年パネル」
コンセプト:「過去と未来をつなぐ」
説明:幸区は令和4年に区制50周年を迎えます。幸区が生まれた1972年からこれまで、幸区は大きな変貌を遂げる中、地域のつながりや人々の想いがこれまでの幸区を支えてきました。これまでの50年、そしてさらに先へ進み続ける幸区を区民のしあわせで作り上げた50で表しています。
デザイン:SDGsカラーホイール
コンセプト:SDGsが達成された未来へつなぐ
説明:川崎市は令和元年7月に「SDGs未来都市」に選定されており、環境・経済・社会の取組による相乗効果で持続可能な社会の実現を目指しています。このパネルではSDGsのロゴをさまざまな区民の幸せな想いで繋ぎ、SDGsの達成を後押しするとともに多くの人に幸せが訪れる未来の実現を表しています。
デザイン:『未来へつなぐ』(studio FLAT製作)
コンセプト:多様性が理解される未来へつなぐ
説明:知的障害のある方の創作活動を支援する生活介護事業所「studioFLAT」のアーティストの皆様による作品です。studioFLATという名前には、「アートの力で、障害に関係なくみんながフラットな社会に」という想いが込められています。未来へつなぐというテーマのもと、さまざまな色の短冊や絵の具などで自由に描いていただきました。言葉や文字だけではなく、アートで表現したこのパネルは、伝えることの多様性を表しています。
デザイン:幸区の地形図
コンセプト:地域をつなぐ
説明:幸区は大きく3つの地区に分かれます。青色の南河原地区、赤色の御幸地区、
緑色の日吉地区。3地区が強く繋がっていることで、今の幸区があります。それぞれの地区の色を表す短冊は、地域のために日々活動されている町内会の方々を中心にお寄せいただいた想いとなっており、地域の人々の繋がりと共に、3つの地区がつながっていることを表現しています。
デザイン:世界の幸せ
コンセプト:世界をつなぐ
説明:幸せという表現は世界共通です。国や言語は違えど、湧き上がる想いは同じです。幸せな気持ちを表すハートの形を区民の幸せな想いでつなぎ表現しています。また、ハートの周りには、幸区に居住する外国籍の方々の母国語で表現したさまざまな『幸せ』の言葉を散りばめました。オリンピックやパラリンピックがスポーツで世界を繋いでいるように、多くの幸せで世界が繋がることを表現しています。
デザイン:幸区の区の木・区の花マーク
コンセプト:緑でつなぐ
説明:平成24年、幸区が区制40周年を迎えた際、区民の一体感、区に対する親しみなどを高める幸区のシンボルとして、区の木・ハナミズキ、区の花・ヤマブキを制定しました。幸区は市内でも特に緑地面積が少なく、区民が一体となって緑化の推進や環境保全を図っていくため、シンボルマークを活用し、今まで以上に区と緑への愛着を深めていただくため、区の木・区の花を大々的にパネルで表現しました。
デザイン:幸区の魅力
コンセプト:魅力でつなぐ
説明:幸区にはたくさんの魅力があり、人によって魅力と感じることはさまざまです。このパネルを通じて多様なまちの魅力を知り、より一層、まちに愛着を感じてもらいたいという気持ちが込められています。なお、このパネルは未完成です。今後、区民の皆さまから短冊を集め、幸区のさまざまな魅力を共有したいと思っています。未完成であることが、区の魅力の無限の可能性を表しています。
「かわさきパラムーブメント」のレガシー面
「かわさきパラムーブメント」が目指す9つのレガシーを表しています。
「パ」の文字部分にはレガシーの達成に深く関連する企業・団体の方々から想いを寄せて頂きました。また、「パ」の文字の周囲は、「わたしの幸せ」のほか、保育園児等から集めた「パ」のぬり絵を散りばめ、3原色に縛られず自由に彩られる「多様性」を表現しました。区民の想いがつながることで「かわさきパラムーブメント」の実現を目指していきましょう。
※かわさきパラムーブメントについてはこちら
レガシー1「多様性を尊重する社会をつくる子どもを育むまち」
レガシー2「心理的バリアが解消されたまち~心のバリアフリー~」
レガシー3「社会的バリアが解消されたまち~ユニバーサルなまち~」
レガシー4「誰もがスポーツ・運動に親しんでいるまち」
レガシー6「多様な主体が地域づくりに貢献しているまち」
レガシー7「誰もが職業等を通じて社会参加できる環境」
レガシー8「来訪者が「行ってよかった」と思えるまち」